SGとSSP

ご自身の竹刀をご確認いただきますと、一部の例外を除いてシールが貼られているものと思います。
ちょいとその話をしてみます。

懇意にしている剣道具屋さんに教えて頂いたのですが、シールは2種類に大別されるそうです。

↓SGシール↓と

竹刀のSGシール

竹刀のSGシール

↓SSPシール↓です。

SSPシール

SSPシール


SGシールが何を保証してくれるのかと言いますと、主に製品としての安全性です。

SG自体は竹刀だけではなく、多種多様な製品の製造責任を明確化するもので、PL法に触れるような製品欠陥によりユーザーが損害を被った場合にその補償をするという主旨になります。(詳細はこちら)(竹刀のSG基準はこちらのPDF

対して、SSPシールが何を保証してくれるのかと言いますと、主に竹刀が規格に準拠していることです。

竹刀には全日本剣道連盟が定める試合審判規則細則に規格が定められており、そこでは竹刀の長さ、太さ、重さの規定があります。これら規格に反しない竹刀であることをSSPシールは保証します。(詳細はこちら


剣道具屋さんに教えて頂くまではあまり気にも留めなかったのですが、こう調べてみますと、当然の疑問点が浮かんできました。

安全保証を主とするSGシールと規格保証を主とするSSPシール、その両方が貼られていないのはなぜでしょうね?

ユーザー側としては、安全な竹刀であると同時に、公式大会の検量を通る竹刀であることを望みますから、両方が貼付されていると安心なのですが。いや、安全保証と規格保証を兼ね備えた統一シールがあると大安心ですよね。

その理由も大雑把に聞きましたけれども書きません。A^^;


いずれにせよ、竹刀の製品保証がSGとSSPの2つに分かれ、カーボン竹刀はそれらとは別に独自に製品保証していたりする現状はよろしくないと思います。

竹刀や武道具の規格が緩いのに(暗黙知も含めて)規格が守られているという不思議に、剣道界は胡座をかいてやしませんかね?<全日本剣道連盟さま




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