脱法うちわ

前法相はうちわ問題で辞めたのではなくて、うちわ問題の議論を「雑音」と表現した舌禍で辞めたわけでして、その点はお間違いなきよう注意が必要かと思います。

さて、うちわ問題ですが、大した問題ではないと思ってます。

だってね、丸型の厚紙に指入れる穴を空けて、

どう見たってそれ、うちわでしょ?
現に貰った人のほとんどがそれで扇いでますやん。

というものだって選管に申請すれば配布許可を取れるのでしょ?

それでも、うちわ配布が有権者への利益供与で違法だと咎められるのであれば、法務大臣ともあろう者がそれを知らずにいたことの無知もさることながら、それを分かっていて上手く法の目を掻い潜る狡猾な者が議員であることもまた、国民にとって害悪なものでありますよ。

「危険ドラッグ」はかつて「脱法ドラッグ」と呼ばれていたのはまだ記憶に新しいことかと思いますが、選管認定の厚紙うちわはカラクリ的にこれと同じ脱法行為なのですから、「脱法うちわ」と呼ぶべきですね。

脱法うちわを配っていた者が骨付きうちわを配っていた者を糾弾する構図は、脱法ドラッグ常用者が覚せい剤常用者にその愚を説く構図と全く同じ喜劇。
このことを永田町の住人に気付かせるために、選管認定厚紙うちわを「脱法うちわ」と呼びましょう。


そもそも、立法府たる国会を構成する議員の怠慢により、時代遅れの法律は山のように溢れているじゃありませんか。今回のうちわ問題だって、その1つですよ。

剣道教室の会員募集チラシでお世話になっている印刷業者から

配布用にオリジナルうちわを作りませんか?
少ロットでもお安く作れますよ?

ってDMが届くくらい気安く作れるようになった現代なのですから、「うちわは有価物で違法だ」なんて判断は実情に沿いません。

受け取った先からポイ捨てされてしまうチラシに比べ、うちわ、カレンダー、ポケットティッシュなどといった実用性のあるものはポイとは捨てられませんから、どちらに名前と顔と政策を書いて配布すれば効果を得られるかは自明の理じゃないですか。

それらが安価に製作できるようになって、誰も有価物とは思わない現在です。
だからこそ脱法うちわが蔓延っているのに、それを合法化する法律改正を怠るばかりか政争の具に使ってご満悦というのが野党第一党だなんて、今後もしばらくは政治に期待できませんな。


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