外道

この言葉を使うことにはかなりの葛藤があったけれども、やはり言わせてもらう。
貴乃花は大相撲の親方として相撲道を踏み外し、外道に堕ちてしまったと。
何度も逡巡したけれども、言葉が過ぎるとは思いません。
私は小中学生を指導対象とする剣道教室の代表を務めてます。
もし私が何らかの理由で剣道から離れなければならなくなり、後継者もなく剣道教室を閉じることになったならば、どうするだろうか?
まず最初に、教え子と保護者に対し、なぜ自分が剣道を離れ、なぜ剣道教室を閉鎖することになったのか、その理由と経緯を説明して理解を求め、教え子が歩み始めた剣の道の途中で指導を降りることを深く詫びるでしょう。
そして、教え子達が今後も剣道を続けていくための、移籍先として引き受けてもらう道場の選定や身の振り方を、1人1人と納得のいくまで相談して決めることになるでしょう。
剣道教室内部で閉鎖方針を固め、そこから初めて外部への働きかけに入ります。
移籍先として見込んだ道場に足を運び、その代表に教え子の移籍を受け入れて貰えるように礼を尽くしてお願いし、その道場への出稽古期間を設けて教え子が馴染めるかを確認した上で、では次年度の初日より移籍させてください、といった具合に移籍先道場と移籍期日を確定するといった手順を踏むことになるでしょう。
ここまで確定してから、加盟している剣道道場連盟への脱退届を提出したり、お付き合いのある道場への閉鎖と移籍の連絡をしたり、剣道教室HPに閉鎖のお知らせを掲載したりと、広く公開することになるのでしょう。
内部外部しっかり固めた上で、教え子達の移籍期日まではしっかりと師匠としての役割を果たし、教え子達の移籍を見届けた上で、剣道教室の後片付けをした後に剣道から離れることになるでしょう。
もちろん上記は理想であり、現実は理想通りには行かないことも多々あります。
しかし、保護者から大事なご子息を預かり、単なる競技テクニックを教えているのではなく、武道として人間形成の道を教え子に説いていると自負するならば、剣道教室を閉鎖するにあたって踏むべき手順と礼儀というものはとても大切なことであり、これを蔑ろにすることは自らの剣道を否定することになります。
理想通りにはいかずとも、泥臭くなろうとも、可愛い教え子達のために、その手順と礼儀は尽くさねばならないのです。
片田舎の、ただ小中学生を指導しているだけの弱小剣道教室の代表でしかない私でさえもこの程度の覚悟は備えているというのに、天下の大横綱で一代年寄で関取を3名も抱えている相撲部屋の師匠である貴乃花の取った行動は、いったい何なのでしょう?
自身の退職と弟子全員の千賀ノ浦部屋への移籍を弟子達に伝えたのは記者会見の日の朝だと、貴乃花本人が記者会見で述べてました。耳を疑いました。
弟子の親御さんは貴乃花の引退と我が子の移籍を報道で初めて知ったそうですね。
移籍先とされた部屋の師匠である千賀ノ浦は、記者会見の日の昼に電話で受け入れをお願いされて困惑したとか。
次の本場所である九州場所の後援会長に一言の相談どころか報告もなく、貴乃花部屋の閉鎖を報道で知ったとか。
今回の件を報道で耳にするたび「なんですかこれ?」の連続。まったく理解できません。
日本相撲協会に瑕疵が無いなどとは言いませんし、有形無形の圧力ですか?そんなものも有ったとしましょうよ。
しかし、貴乃花による自身の弟子達への仕打ち、預かっている弟子達の親御さんや、これまで部屋を支えてくれていた多くの人達への不義理、移籍先とした千賀ノ浦部屋関係者への無礼は、どんな理由があろうともやってはいけないことです。
出発点は日馬富士による貴ノ岩への暴行だ。
日本相撲協会が貴乃花を排斥した。協会によるパワハラだ。
一門に入らないと部屋が取りつぶされることになった。
そういった話の1つ1つに反論することもできるけれども、それも無駄に思えます。
例えそれが全て真実だとしても、いや、真実であるならばなおのこと、弟子達をあのように放り出さざるえなかった理由にはなりませんし、抗った形跡すら無いのですからお話にもなりません。
ましてやあの部屋は貴乃花一代で築いたものではなく、初代若乃花の起こした二子山部屋と、実父の大関貴ノ花が起こした藤島部屋、それぞれが大相撲の一時代を担った2つの部屋が合流しての二子山部屋を継承しての貴乃花部屋であるのに、あんな放り出し方をした貴乃花は伯父と父の墓前にどんな顔して立てるのか?
ともかく、貴乃花による貴乃花部屋の閉じ方は、常々彼が述べてきた相撲道とは真逆の行為。
これをもって外道に堕ちたとすること、なにか間違っておりますか?
大相撲に大きな功績のある大横綱に対して言葉が過ぎる。
せいぜいこの1点だけだと思います。それは甘んじて承りましょう。
日本相撲協会は、貴乃花部屋所属力士の千賀ノ浦部屋への移籍を優先して進め、それが完了してから貴乃花の退職を承認する運びとのこと。
隆三杉の千賀ノ浦は大変でしょうが、粛々と進めてくれたらよろしいかと思います。
貴乃花の退職については全く惜しいとは思いません。
参謀に恵まれなかったのでしょう。と、哀れむ気持ちはありますが、それほどまでにこの引き際は悪すぎます。
おっしゃる通りだと思います。
ただ、大相撲の場合は、プロの見せ物小屋の延長でしかないと、思えば一連の騒動を理解出来ると思っています。そもそも、大相撲関係者の方々の考え方に、相撲道としての位置付けが、どの辺り位置にあるのでしようか?
興行をして商売している方々と、剣道を人間教育として、とらえている人々と、同列に考える事に、無理があると思っています。
私も未だ、剣道を通して人間修行をしている一人です。商売として、捉え生活している方々とは、次元が違いすぎます。
ただ、なんの仕事でも、人として生きる姿に道と言うか、筋が通って無いといけないと思います。そう言った意味では、甚之助さんの言いたい事もよくわかります。指導者として、他人事で無いと思われた事は、痛感しています。
つたない話ですみません。常々、剣道をする際に、生徒達に次の様な話をしております。
人は生まれ持った環境や、時の運で大方の人生が決まる事が多くあります。
しかし、人との出逢いや、教育、自己改革によって、いつでも人生を変える事も出来ます。
人の不幸の上に、自分の幸せを求めてはいけないと、信条にして生きる様に思っています。
例えば、試合で勝った時に、あの人に負けたのならば、しかたないと思われる様に練習を通して、人間修行をする事です。
母親が亡くなる前に、特攻隊で亡くなった叔父から教えられた言葉を、伝えてくれました。
パイロットは飛行機を降りてから、真価が問われる。と言っていたそうです。
真珠湾、ミッドウェー、珊瑚海、ラバウルを転戦して生き残り、三重県の鈴鹿に
飛行教官として赴任した際に、上官から言われた言葉だそうです。
つまり、今まで生きてきた事を、次にどう生かす事が出来るか?そこに真価が問われると言う事です。この事は、我々の生き方にも共通する事です❗
この話を、よく高校生が卒業する際に話します。
卒業して、大学や、就職して良くも悪くも、あーマルマル高校の剣道部出身ですネ。と言われます。どんなに、いい成績や優勝しても、卒業した後が大切になると思います。
レギュラーでなくても、卒業していい成績や、仕事をしている人。
優勝メンバーでも、その後の生き方に共通をされない人。
結果や成績に現れない、努力や人への思いやりが出来る人。
効率化の社会の中、縁の下の力持ちで世の中を支えている人。
いろんな人が、いろんな所を見ています。一つ一つの事が、終わっている様で
始まりなんですネ?それは、一生続きます。
一つの事が終わったと思ったら、回り方々に感謝して、次に進みなさいと、言っています。人は常に修練だと思っています。
私は、大相撲を卒業する貴乃花さんに、これから商売ではない、本当の相撲道を支えていける生き方を、して貰えばありがたいと思っています❗
武田弘さん、コメントありがとうございます。
まずはご同意に勇気付けられました。感謝申し上げます。
しかしながら御説の導入部にあたる
> ただ、大相撲の場合は、プロの見せ物小屋の延長でしかないと、思えば一連の騒動を理解出来ると思っています。
この文節に「おや?」と警戒心が働き始め、
> そもそも、大相撲関係者の方々の考え方に、相撲道としての位置付けが、どの辺り位置にあるのでしようか?
この点(相撲道)につきましては、私は貴乃花に限定して述べておりますのでコメントを省きますとして、
> 興行をして商売している方々と、剣道を人間教育として、とらえている人々と、同列に考える事に、無理があると思っています。
> 私も未だ、剣道を通して人間修行をしている一人です。商売として、捉え生活している方々とは、次元が違いすぎます。
この文節に至るを得てそう感じてしまったのですが、武田弘さんは大相撲、興業、商売、もしかしたらプロスポーツ全般を、剣道より下に見下しているのだろうか?との懸念が沸き上がりました。誤解でしたら申し訳もございませんが…。
私は、ほぼボランティアの剣道指導よりも、興業ビジネスの一環としての相撲指導の方が、物事の手順と礼儀の厳守は強く求められると考えてます。
とくに弟子達は10代~20代という心身を成長させる上で最も大切な時間を親方に預けて寝食をともにするのですから、その責任の重さは私らアマチュアの剣道指導者が教え子を預かることなどとは比較にもなりません。
よって、その考え方が記事本文の「ただ小中学生を指導しているだけの弱小剣道教室の代表でしかない私でさえもこの程度の覚悟は備えているというのに」という表現に出ております。
> 私は、大相撲を卒業する貴乃花さんに、これから商売ではない、本当の相撲道を支えていける生き方を、して貰えばありがたいと思っています!
貴乃花ではなくなった花田光司氏が相撲以外を本業とし、本業の余り時間で相撲を指導するようになればそうなるのかもしれませんね。
でも「本当の相撲道」ってものは、彼は持ち合わせていないように思えます。なぜなら、剣道や柔道、あるいは書道や茶道がそうであるように、道とは普遍性があり、広い範囲での共通認識の下で実践されるものであるはずが、彼の言う相撲道がどういうものなのかは言行不一致により全く分からないのですから。
>>貴乃花親方「書類不備」の不可解 退職&弟子の転籍手続き丸投げ 9/28(金) 16:36配信
>>https://www.tokyo-sports.co.jp/sports/sumou/1139209/
>>手続きは代理人に任せ、弟子は千賀ノ浦部屋に“丸投げ”同然。
失礼ながら、あの東京スポーツが正論を書いている。
この親方は、事務的な手続きは苦手、というか全くできないのか。
すでに「貴乃花応援会」が結成されて、HPもできている。
>>2018-09-29 女将さん主催のお別れ会
>>https://pando.life/takanohana/article/614
10月3日から秋巡業が始まるから、このタイミングでなければ、力士が参加する「お別れ会」は開催できないのだろうが、退職手続きは代理人に丸投げ、弟子たちは千賀ノ浦部屋に丸投げで「お別れ会」もあるまい。
せめて千賀ノ浦部屋の親方・力士を招待するとか、一切考えもしないのだろうか。
「外道」というか、ちょっと理解ができないタイプの人間だ。この一週間、ずっと貴乃花親方のことを考えているのだが、無駄な時間だったようだ。
個人的なことだが、病を得て退職することになったとき、事務の引き継ぎは念入りにした。自慢することでもないが。
健康保険・年金の切り替え、雇用保険の手続き、餞別のお礼etc.全部親方は代理人にさせるつもりだろうか。一度も会ったこともない人のことを心配しても、時間の無駄だとはわかっているのだが。
shin2さん、コメントありがとうございます。
> 失礼ながら、あの東京スポーツが正論を書いている。
私も東スポやゲンダイの記事に親和性を感じてしまうところに自分自身の認識への不安を感じてしまうのですが、そのことが良きブレーキ役を果たしていたりします。A^^;
>> 2018-09-29 女将さん主催のお別れ会
> 退職手続きは代理人に丸投げ、弟子たちは千賀ノ浦部屋に丸投げで「お別れ会」もあるまい。
> せめて千賀ノ浦部屋の親方・力士を招待するとか、一切考えもしないのだろうか。
あと、弟子達の親御さん、後援会(貴乃花応援会?)の会員も。
貴乃花は今後どのように生きていけばよいのでしょうか?
このままでは彼が受刑者や死刑囚(例えではなく、本当の)になりかねません。
安徳憤怒棒さん、コメントありがとうございます。
うーん、どうするつもりなんですかね?
宗教に走らなければいいなぁ程度には心配してます。
返信ありがとうございます。
>宗教に走らなければいいなぁ程度には心配してます。
なんだか冷たいですね。
どんな形であれ、貴乃花のような人物は相撲社会の檻に何としても閉じ込めておくべき(被害は最小限に留まる)で、そこから出てしまったら相撲関係者以外にも迷惑をかけることが確実だと私は考えているので・・・。
教祖にしろ政治家にしろタレントにしろ、どの職に就こうと彼は騒動を起こし続けるでしょうが、何の仕事をしないとなってもそれはそれで危険な存在です。自爆テロとかもやりかねない男ですよ。
私は「貴乃花は外道」という甚之介さんの意見には私も賛同します。ですが、外道の彼はこの世に相変わらず存在し続けますし、彼を野に放つデメリットは親方のままでいることによる悪影響を遥かに上回るように感じられるので、今回の退職は非常に残念です。八角さんは是非とも引き留めて欲しかった。
>>宗教に走らなければいいなぁ程度には心配してます。
>なんだか冷たいですね。
そうですか? でも、そうかもしれませんね。
なにせ、私の中における花田光司氏への不信は、彼が二所一門を脱退するところからですので。冷え切るには充分な年月が経過してます。
彼は二所ノ関からの新理事として、若輩の自身ではなく、隆の里の鳴戸が推されることに不満を評しての脱退⇒理事選出馬⇒初当選でしたが、同じ初代若乃花の二子山イズムを受け継ぐ隆の里の鳴戸に不満という所が全くの理解不能で、かつ、私が隆の里の鳴戸と鳴戸部屋の稀勢の里のファンでしたから、このことで鳴戸が理事選出馬を辞退する運びとなったことを含め、不信の起点となったのでした。
その彼が角界の外に出たときの害悪については、ご指摘を頂くまで考えが及びませんでしたね。なんか、そんな雰囲気も高まってますし、不明を恥じ入るばかりです。
まー、出たものは仕方ないので、騒がずに注視していこうかと。
はじめまして
貴乃花ですが、言行不一致や厚顔無恥といった性質はある意味政治家に向いているのではないかなと思ってしまいます(いきなり毒が強すぎますか)
ちびっこ相撲やると言ってますが、これまでの言行不一致を考えると、本当にやるとは思えません。
個人的には親方を続けてほしかったです。
たとえ外道でも関取数人出しているという実績があるますので。
ガイエルさん、コメントありがとうございます♪
元貴乃花の花田光司氏の今後につきましては、まったく予想も付きませんね。
人の協力を得る方法を知らない彼には政治家は無理でしょうし、ちびっこ相撲は私の土俵に近いものがありますけれど、こちらはそれを支える相撲以外の本業が必要かと。
おっしゃるとおり、貴乃花部屋を続けていれば良かったのですよ。
ただ、続けられない事情があったのではないかなぁと思う気持ちが徐々に強まってはおりますけれども。
遅レスになりますが、少しばかり意見を述べさせていただきます。
>私が隆の里の鳴戸と鳴戸部屋の稀勢の里のファンでしたから、このことで鳴戸が理事選出馬を辞退する運びとなったことを含め、不信の起点となったのでした。
これは流石に言いがかりの気がします。
改革というばかりで理事会では何もしゃべらないこと、部屋に住み込んでいないこと、裏金顧問との関わり、「あーす」騒動など、花田氏の不可解かつ問題な行動は多く、私も彼に幻滅した者の一人です。
ですが、当選後はともかく2010年の理事選に出馬したこと自体を責める気にはなりません。そもそも一門ごとに理事の枠を割り振り、定数と同人数しか立候補者が出ない、という慣例があったことは理事公選制の趣旨に反していますし、駄目な人は選挙で落とせばよいからです(実際に今年は落選)。出馬を辞退することになった鳴戸親方にしても、票割れを恐れず立候補していれば、花田氏のように一門外(花田氏の場合はグループ外)から票を得て当選できていたのかもしれません。
安徳憤怒棒さん、コメントありがとうございます。遅レスで申し訳ございません。
コメント頂いたご意見についてですが、例えば高砂、時津風、伊勢ヶ濱の各一門のような小所帯ならまだ分かるのです。
とくに高砂一門などは、現理事長の八角の他に朝潮の高砂もおりますし、過去には千代の富士の九重や高見山の東関、北の富士の九重も加えてよいかと思いますが、人物がおりながら小所帯ゆえに理事に推せないという、一門制の弊害はたしかにございます。
しかしながら、二所ノ関一門の場合は常に2~3人の理事を輩出しておりましたから、2010年当時はまだ関取の1人も育て上げておらず、部屋の規模も継承時の半分の約10名に縮小させてしまっていた貴乃花が何を焦って理事になりたがるのか全く理解できませんでした。育成実績を示し、一門内での信頼を勝ち取れば、柿の実が熟して落ちるように自然と理事に推されるというのに。
鳴戸も理事選に強行出馬すれば理事に当選していたかもしれません。が、元々2系統に分かれていてまとまりを欠いていた二所ノ関一門の和を乱してまで理事になる理由は無いというところも今は理解できます。
皮肉にも、ここ数年の貴乃花騒動によって、一門の役割というものが思っていたよりも大きいことが分かりましたので。
ゆえに、なおのこと、2010年の理事選が貴乃花不信の起点として揺るがないものになっているのでしょうね。
まぁそれはともかく、理事公選制も実はダメじゃないかなぁとも思っておりますが、その話はもう少し考えがまとまってから記事にします。
元貴乃花親方を擁護する気はありませんが、この記事の執筆者もかなり考え方が短絡的過ぎますね。素人に毛が生えたような人物の剣道道場とプロの相撲部屋を同列に考えている時点でどうかしている。物事はこの執筆者が考えているほど単純ではない。世の中、白か黒かで割り切れるようなものではないということは理解してほしいです。元貴乃花親方の退職に至る経過はかなり奇矯に思われますが、私達がうかがい知ることができない事情もあったはずです。「外道」などという単純な言葉で決めつけるのは感心しません。
木戸昌子さん、コメントありがとうございます。
遅レスで申し訳ありません。
タイトルを「外道」とし、「貴乃花は大相撲の親方として相撲道を踏み外し、外道に堕ちてしまった」と書くにあたっては、記事本文にも書きましたように逡巡に逡巡を重ねたのですが、これ以上に適当な言葉が見つかりませんでした。
ゆえに「外道」という言葉を用いたことを誤りとは今なお思っておりませんが、木戸さんのように不快に思われた方は少なからずおられることでしょう。その点につきましては、私にもう少し文才があればなぁと思いつつ、申し訳ないと思っております。
>素人に毛が生えたような人物の剣道道場とプロの相撲部屋を同列に考えている時点でどうかしている。
この点につきましては反論させて頂きます。
まず、私が代表を務める剣道教室と相撲部屋を同列に考えてはおりません。
ボランティアの剣道指導より、プロの相撲部屋の方が、物事の手順と礼儀の厳守は強く求められると考えてます。
とくに弟子達は10代~20代という心身を成長させる上で最も大切な時間を親方に預けて寝食をともにするのですから、その責任の重さは私らアマチュアの剣道指導者が教え子を預かることなどとは比較にもなりません。
その考え方は記事本文の「ただ小中学生を指導しているだけの弱小剣道教室の代表でしかない私でさえもこの程度の覚悟は備えているというのに」という文節に色濃く表れていると思うのですが、それを汲んで頂けないのはやはり私の文才の至らなさでありましょう。
文章作成能力の向上に努めることにしますが、アマチュアの剣道教室とプロの相撲部屋を同列になど考えていないという点は、ご了承を願います。
次に「素人に毛が生えたような人物の剣道道場」について。
意味するところがよく分かりませんが、揶揄するにしても誤りだと思います。
「プロの相撲部屋」との対義語であれば「素人」ではなく「アマチュア」と書くべきところなのでしょうが、私は「アマチュアに毛が生えたような」ではなく純然たるアマチュアです。指導対価は頂いておりませんので。
そうではなく「剣道の素人」という意味であるならそれも誤りで、段位の他に社会体育指導員資格もスポーツ少年団指導員資格も有する私を「素人に毛が生えたような人物」とするのはそれこそ「短絡的過ぎますね」。
>世の中、白か黒かで割り切れるようなものではないということは理解してほしいです。
はい、それは重々理解しているつもりではありますが、
>元貴乃花親方の退職に至る経過はかなり奇矯に思われますが、私達がうかがい知ることができない事情もあったはずです。
どのような「私達がうかがい知ることができない事情」があったにしても、貴乃花親方(当時)は「どんな理由があろうともやってはいけないこと」をやってしまった。ゆえに「外道」と書いたのです。
やはりこの点については平行線でありましょうね。
でも、異なるご意見を頂き、たいへん勉強になりました。コメントを寄せて頂きましたことに感謝を申し上げます。
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