木刀による剣道基本技稽古法の順序記憶法
※旧ブログで掲載した記事の焼き直しです
順序記憶法なんて題しちゃいましたけど、なんのこたぁない、語呂合わせでありますよ。A^^;
ほら、化学の元素記号を覚えるのに
「水兵リーベ 僕の船 七曲シップス クラークか」
( H He Li Be B C N O F Ne Na Mg Al Si P S Cl Ar K Ca )
って覚えさせられたじゃないですか。こいつです。
木刀による剣道基本技稽古法は以下の順序でして、
【基本1】一本打ちの技・・・・・・・・正面、小手、胴、突き
【基本2】連続技(二・三段の技)・・・小手→面
【基本3】払い技・・・・・・・・・・・払い面(表)
【基本4】引き技・・・・・・・・・・・引き胴(右胴)
【基本5】抜き技・・・・・・・・・・・面抜き胴(右胴)
【基本6】すり上げ技・・・・・・・・・小手すり上げ面(裏)
【基本7】出ばな技・・・・・・・・・・出ばな小手
【基本8】返し技・・・・・・・・・・・面返し胴(右胴)
【基本9】打ち落とし技・・・・・・・・胴(右胴)打ち落とし面
茨城県内で行われた指導者講習会では、これを都々逸や甚句と同じ七七七五調の語呂合わせが紹介されました。
1・2と払い 引き抜きすれば 出ばなを返して 打ち落とし
(いちにとはらい ひきぬきすれば でばなをかえして うちおとし)
どの部分がどこを指すのか、解説しなくてもだいたい分かりますよね? A^^;
で、これをメモ代わりに Twitter につぶやいたところ、短歌と同じ五七五七七調の語呂合わせを教えていただきました。
一二と 払い引き抜き すり上げて 出ばな返して 打ち落とすなり
(いちにいと はらいひきぬき すりあげて でばなかえして うちおとすなり)
また、ネットで調べましたところ、俳句と同じ五七五調の語呂合わせもあるのですね。
一に払い 引き抜きすれば 返し打ち
(いちにはらい ひきぬきすれば かえしうち)
ん? 「すれば」の「ば」が”出ばな技”かな?
講習会で基本技の講師を務めてくださった先生の言葉をお借りしますと
「まぁみなさん、覚えやすい方法で覚えてください」
ということですので、A^^;
上に紹介した3つの語呂合わせのいずれかが皆様の心の琴線に触れまして、木刀による剣道基本技稽古法の指導の一助になりましたたならば、この上なく幸いに思います。(^^)