とにかく投票には行きましょう

選挙のたびに書いている気がしますけれども、とにかく投票には行きましょう。
や、お願いですから投票してください。頼みます。
私がそう申しますのは、綺麗事ではないのですよ。
投票率が低いと私が損をするからです。
私はどの組織票にも属しておりません。
剣道関係から応援を依頼されることはありませんし、会社の組合も政治色皆無で連合系候補のポスターさえ貼られませんし、父が鬼籍に入ってお付き合いを始めたお寺の宗派も政治的には無色です。
また、私の周囲には政治家が若干名おりますけれども(近隣市の市長と近隣市の市議と町議)、政治に関しては助力することも享受することもないお付き合いですから、彼ら自身が立候補しない限りは彼らの所属する党派を応援する義理はないのです。
つまり、どの候補者が当選しようが、どの政党が勢力を増そうが、直接的には関係ないのです。
しかし、だからこそ、投票率が低いと私が損をする。
それが嫌なので、みなさん投票に行ってくださいよと書いています。
100人の村での村長選挙を仮定して説明しましょうか。
衆院選も小選挙区制で当選者1名ですから、例えとしては適当でしょう。
100人の村人のうち、50人が棄権、50人が投票、つまり投票率50%。
A候補が40票、B候補が10票、4倍得票の圧勝でA村長が誕生したとします。
棄権した50人も下馬評通りの結果にそらそうよな雰囲気となれば、圧倒的な信任を得たA村長が善政を敷くものと誰もが期待するでしょう。
ところが、約10票の組織票を持つと言われるX氏が暗躍を始めます。
俺のおかげで村長になれたのだから、俺の言うことを聞けと。
事実、10票がB候補に転んでいたら選挙結果は20-20のイーブン、村の名士であるX氏の言動によってはさらに票が流れ、落選の憂き目を見ていたであろうことは確実なのです。
結果、村民の1割でしかないX氏のグループが村内で幅を利かせるようになり、とても公正とは言えない村政となってしまうでしょう。
では、A候補とB候補の得票比率が4:1のまま、投票率が80%だった場合を想定してみましょう。
この場合、A候補は64票、B候補は16票となり、4倍得票の圧勝でA村長が誕生することは同じです。
ただし、例えX氏の10票がB候補に流れても54-26、更に票が流れても50-30ですから、選挙結果への影響はありません。
結果としてA村長に対するX氏の影響力は薄まり、A村長は村民の半数以上の投票に応えるため、自然と村全体の利益を考える村政を目指すことになります。
ちょっとキレイに書きすぎましたので黒く書き直しますと、政治というものは限られた税収の分配方法を決定する場なのですから、X氏のような組織票の元締めの言うことを聞かなきゃいけない村長が誕生すると、税収をそちらに回された分だけ、その他大勢である私らへの分配が減るってことです。
でもそれはA村長の資質によるものではなく、村民の投票行動によるもの。
投票率が低迷すれば組織票の効果が強まって一部の人のための政治が始まり、投票率が高まれば組織票の効果は薄まって全体幸福を求める政治の土台となる、それだけのことです。
これは、衆院選の結果として政権交代が起きようが起きまいが関係なく、投票を棄権した有権者が多いほど、投票した人も含めた無党派が損をするという、ごくごく簡単かつ当たり前のことなのです。
だから、投票に行かないという選択肢を持つ人こそ、投票に行かなきゃ損なのです。
誰に投票してもいいから、とにかく投票には行きましょう。
投票率100%の
kanimimiが通りますよー
甚ノ介さんと同意見のワタクシです。
ノンポリ連でも政治に興味のない人方々でも、
うんにゃ、逆を言うと
だからこそ選挙に参加するべきなのだとおもいます。
選挙に参加する事は、
先人達が勝ち取った民主政治の礎であると同時に、
後進である我々の責務でもあるのです。
誰に入れて良いか判らないのなら
白票という委任方法もあるのですから。
白票も票ですので、
選挙結果には影響せずとも、
データは残りますので
《ヤクザな事を言う【プロ有権者】》を黙らせる事ができます。
個人的に白票の推薦は、
【ぎりぎりちょっぷ】な候補者を
当選させないという選択肢でもありまするので…。
(陛下に直情しようとした某メロリ… ゲフンゲフンッ〈辛〉)
kanimimiさん、コメントありがとうございます♪
台風で荒れ模様の投開票日。
加えて小池新党の白けっぷりときては、高い投票率は望めそうもないですね。
白票の話が出ましたけれども、白票=無効票ですよね。
その無効票=書き損じというようなニュースがチラホラ耳目に入ったのですよ。
おそらくは無効票のうちのかなりの割合が白票だと思うのですけど、白票は白票としてカウントしてほしいものですね。
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