三賞ならぬ二賞への不満

春場所の話が続きまして剣道部の皆様には申し訳ないのですが、いつものことということでお諦めください。A^^;

たいへん盛り上がった春場所でした。15日間全てにおいて「満員御礼」が掛かり、会場内の熱気もとても熱いものがありました。
単に新横綱・稀勢の里への期待と、弟弟子の高安とともに初日からの連勝が続いたこともあるのでしょうが、他の力士の取組も含めて相撲内容がとても充実していたということは申し述べておかねばなりません。

白鵬と豪栄道の休場、鶴竜と日馬富士の不調を補って余りある相撲がたくさんありました。

まず、3関脇1小結が勝ち越し。
高安が大関昇進の足場作りに成功したこと、玉鷲が3場所連続とする三役勝ち越し、琴奨菊は残念ながら大関復帰に1つ足らずながらも連日湧かせる相撲を取っての9勝、そして御嶽海が三役で初の勝ち越し。関脇や小結が活躍する場所は大概面白いものですが、この春場所もその例として挙げられるでしょう。

平幕に目を移しますと、星取からは敢闘賞を受賞した貴景勝、中日から千秋楽まで連勝した大栄翔の名を挙げられます。
相撲内容では嘉風、宇良、千代の国といった名前を挙げることができるでしょう。
とくにニューフェイスと幕内古参力士とのぶつかり合いが個性あふれて楽しく、相撲内容に不満があったのは十四日目くらいなものかと。

しかし、にも関わらず、三賞ならぬ二賞というのはいかがなものかと。
まーた始まりましたよ技能賞=「該当なし」。おかしいでしょう。

たしかに突出した力士はいなかったのかもしれません。
しかしながら、不戦勝込みの貴景勝が敢闘賞を受賞しながら、それより上の番付で正味の11勝(8連勝含む)を挙げた大栄翔が三賞に含まれないことは不思議でありますし、高安の初日から10連勝が技能賞に値しない内容だったとは思えません。

春場所が盛り上がりに欠けた場所ならまだ分かるのですが、これだけ盛り上がった場所で三賞ならぬ二賞というのは、せっかくの活気に水を差す行為だと思います。まったく納得できるものではありません。

三賞選考に問題有りと常々思ってましたが、この春場所で決定的になりました。
三賞の選考方法を改めるべきです。




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