5年遅い orz

ど地元話で申し訳ないです。

古河市に日野自動車が新工場を建てまして3年目になりましょうか。昨年後半あたりから本格稼働しております。
古河市民でもなく、自動車業界の中の人でもない私がなぜこんな話をするのかと言いますと、自宅が日野自動車古河工場の近所なのですね。

つまるところ、日野自動車古河工場の敷地の東側が私の住む八千代町と隣接してまして、我が家も野球のボールなら工場敷地内に投げ入れられるくらいの近所なのです。

やー、凄い勢いですよ。隔週くらいの頻度で工事通知が届きますし、工場内のLED照明が24時間キラキラしていて我が家を薄く照らしてます。

まだ工場の正面入口から見て奥側にあたる我が家の目の前の敷地は空き地のままですが、さらなる日野からの移転や、海外のトラック需要の高まりによって日野自動車が増産体勢を敷いたならば、あっという間に埋まるでしょう。

あわよくば敷地拡張による土地買収という話になって、町内に同規模の家を新築できるくらいのお値段で買ってくださるなら喜んで買収に応じるのですけど、まぁそんなとらたぬ皮算用はさておき… A^^;

あれは同学年剣友の現常総市長氏が元職である県議に初当選して間もない頃、県議を同年代で囲んで雑多に話をしようという席に参加し、それこそ色々な話をしました。

その中で、名崎送信所跡地に日野自動車が新工場を建てる話が決定した件についての話にもなったのですが、私ともう1人と県議以外は食いつきが悪かったのを覚えてます。

理由の1つとして、周囲に自動車産業が皆無なので、その事業規模の巨大さを肌で知る人が少ないということが挙げられます。

隣接していても古河市のものだから八千代町には1円の税収にもならない。
まぁ棚からボタ餅くらいの期待はできるけどねw
それより田畑への影響や騒音が心配だ。

といった感覚が大勢を占めてましたね。

当時40代になりたての中堅どころの私ら世代でこれでしたから、町政を司る1~2まわり上の世代は全くの無反応であるのはお察しのとおり。

話は戻って現在ですが、八千代町はようやくにして動き出した様子です。

昨年に倒産した鏡ヶ池ゴルフ場の跡地(約8.5ha)を八千代町が買い取り、それを県の開発公社に売って工業用地化するという話が議会だよりに載りました。

ボタ餅の大きさにようやく気付いたのでしょうけれども、5年遅い。orz
ゴルフブームが去ってからの鏡ヶ池ゴルフ場はヨレヨレでしたから、10億近い負債を抱えて倒産する前に買収することは充分に可能だったでしょうし、それを背景に昔から放置されたままの日野自動車古河工場北側と名崎小が挟む道路と八千代高正門前の道路を直結させる計画を実現させておけば、今頃は値千金の工業用地に化けていたのですけどね。

現実はと言えば、凹凸のあるゴルフ場を造成して工業用地化するのは開発公社が買い手を探してきてからのことになるでしょうし、先に述べた道路計画は十数年も前から1ミリも進んでいないという。orz
対して、とある日野自動車の協力会社は筑西の工業団地に用地を購入済み。
その購入は3年前の話で日野自古河工場の稼働と時期を同じくしてますから、相当な先物買いです。。

この先物買いを可能にしたのは、日野自動車が古河に工場移転を決めた際の県知事トップセールスの中に、北関東自動車道の筑西桜川ICへ抜ける道の開通計画がありまして、筑西の工業団地がそのルート上にあるからなんですよね。

約20kmも離れた先の工業団地が、日野自古河工場と直結する道路がまだ開通していないのに県知事のトップセールスで売れたのですから、ほんの2~3kmしか離れていない鏡ヶ池ゴルフ場跡地だって八千代町長が直結道路開通をお土産にトップセールスを仕掛ければ……やー、ないないw

願わくば、県の開発公社の起案であってほしいな。
県の話ならともかく、八千代町からの要請では古河市が協力してくれないもん。
(ちなみに先述の道路の未開通部分は半分強が古河市)

いずれにしても、先見の明が利かないというのが我が町最大の弱点であります。

ちなみに、日野自動車は日野工場の全機能を2020年までに古河工場への完全移転する計画だそうです。多少の前後はあるでしょうけれども今後3年は膨張するということですね。

それを踏まえて八千代町はどう対応すべきなのか?ということを用意しているとは思えない議会だよりではありました。

ざんねーん orz




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