孔明のヨメ。

三国志スキーで4コマ漫画スキーな私ですが、三国志4コマでどハマりしたのは初めてです。

↓試し読みできます
まんがタイムWeb 芳文社 | コミックス | 杜康潤
昨秋頃に存在を知ったばかりの漫画。最新刊の第6巻まで一気に読みました。

孔明のヨメ。(杜康潤)

孔明のヨメ。(杜康潤)

タイトルのとおり孔明夫妻が主役なのですが、全ての登場人物に善性が含まれているあたりが落語の世界に近く、とても楽しく読めます。(まー、楽しく読めない肩ヒジの張った4コマの方が珍しいでしょうけどw)

ちなみに、6巻まで費やしながらようやく徐庶が劉備に仕えたところ。

この漫画のメインキャラである孔明・徐庶・ホウ統は、劉備が荊州新野を拠点としつつも脾肉の嘆を囲っていた頃になって藪から棒にポッと出てくるのが通常の三国志ですから、それ以前の孔明達がたっぷり描かれるというのは斬新ですね。

個人的には、腰痛持ちの好々爺を装いながら、慧眼の持ち主で何もかもお見通しという水鏡先生こと司馬徽の設定がたまらなく好きです。とくに水鏡先生と徐兄(本作中における徐庶の呼び名)のやり取りにはニマニマしてしまいます。

あと主役である孔明のヨメ=月英さんより先にムコ殿に惚れ込んでしまってる舅の黄承彦さん。
年齢ですかね、ジジイ達に心情移入してしまっているのかもしれませんw

特筆すべきは作者の杜康潤さんの三国志フリークぶりですね。
演義はもちろんのこと、正史にも通じているみたいで、時代考証も4コマとは思えないほどしっかりしていて何度となく「へー」「ほー」と感心させられました。これも三国志4コマでは初めてのこと。三国志知らなくても面白いんじゃないかな。

さて、未だその片鱗も見えない三顧の礼を心待ちにしているのですが、劉備が孔明を迎え入れるということは、徐兄と徐母(本作中における徐庶の母の呼び名)が物語からフェードアウトするというのが通常の三国志。
それを許容したくなくなるほど、この漫画における徐兄と徐母の存在は大きく、”その後”の徐兄と徐母も描いてほしいなぁなどと思っております。

最新刊の発売はまだかなぁ。




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