試合場の空きを無くす方法

剣道大会運営者が最も頭を悩ますのが試合進行ですよね。
いかにすれば試合場の空きを無くし、効率的な試合進行が出来るか。
というわけで、試合場の空きを無くす方法を2つ、メモ代わりに投稿しておきます。


試合場の空きを無くす方法その1
空いた試合場に試合を移動する

担当分の試合を全て消化した試合場を解散してしまうのはもったいないですから、残り試合の多い試合場から試合を移動して進行するケースは多々あります。

ただし、移動先の試合場はあくまでもお手伝いですから、移動元の試合場より試合数が多くなってはいけません。多くなってしまっては移動先の試合場審判員から不満が出ること必定。A^^;
移動元で進行している試合の1回上を、決勝を除いた前半部だけ移動する形が基本になるかと思います。

例えば、ベスト16⇒8の試合が進行中である場合、準々決勝2試合と準決勝1試合(いずれも試合番号の若い方)、合計3試合を空き試合場に移動し、移動元の試合場にはベスト16⇒8の残り試合+準々決勝2試合+準決勝1試合+決勝の、合計4+αの試合が残る形にします。


試合場の空きを無くす方法その2
1~2回戦を流動的に先行消化する

複数の部門を設けた大会で、1部門を複数の試合場に分けて消化する進行をした場合、各試合場の進行差が次の部門に移ろうとする際の障害になります。

2つの試合場で進行した場合の決勝1試合、あるいは4つの試合場で進行した場合の決勝と準決勝の2試合、これだけの差であるなら大した障害にはならないのですが、大概はそうはならず、個人戦の延長戦、団体戦の代表戦、接戦によるフルタイム試合の積み重ね等によって、各試合場間の試合進行差が大きくなることは珍しくありません。

この場合、2部門目以降については、1部門目の担当試合を消化し終えた試合場で、2部門目の1~2回戦を先行消化できるようにしておけばよいのではないかと考えます。

# 実際にやったことないのであくまでも机上論です A^^;

100人トーナメント×3部門の大会。
1部門を4つの試合場に分け、その部門を終えたら次の部門に移行するケースを例として説明します。

まず1部門目はトーナメントを4ブロックに分けて普通に進行します。
先にブロック決勝まで消化した試合場は、隣のブロックを担当する試合場に準決勝以降をお任せして、2部門目の試合に移ります。

その結果、準決勝と決勝を担当することになった試合場が、2部門目への移行が最も遅れることになります。

さて、2部門目ですが、100人トーナメントの場合は1回戦が36試合ありますので、まずはこれに1~36までの通し番号を振っておきます。

先に2部門目に移行した試合場は、まずは担当するブロックの1回戦を消化します。

つまり、
第1試合場は番号1~9の試合、
第2試合場は番号10~18の試合、
第3試合場は番号19~27の試合、
第4試合場は番号28~36の試合を消化することになります。

先に担当ブロックの1回戦を消化し終えた試合場については、大会本部が、最も進行の遅れている試合場が担当するブロックから1回戦を適時適量移動して、試合進行を進めます。

この要領で各試合場が協調して全ての1回戦を消化し、もちろんその間に1部門目の決勝も終えて、全試合場一斉に2回戦以降の進行へと移行します。

この例では1回戦を試合進行差を埋めるためのバッファとしましたが、延長無制限の個人戦など試合進行差が大きくなると予想されるケースや、1回戦自体が少ない形となるトーナメントの場合は、2回戦までもをバッファに含めるなどの処置が必要になるかと思います。

最後に3部門目になりますが、上記の1部門目から2部門目への移行と同様に、2部門目からの移行を進めます。


以上、ホントは図示も交えてちゃんとシミュレートした形のものでUPすべき記事なのですが、思いつくままメモ代わりに書いちゃいました。
機会があれば精査整理した上で再提示したいと思ってます。




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