舛添知事の過ちと誤り

先代の猪瀬さんのときもそうだったけど、舛添知事が辞めることによる東京都の不利益を考えますと、辞めなくて済む方向で落とし所を着けられなかったものか?と思ってしまいます。

あ、先に言っておきますが、舛添知事は辞めざるえなかったですし、辞めるならばもっと早い段階で辞めるべきだったという考えからは転じてません。(過去記事参照)

ただ、舛添知事の過ちがホントに辞職レベルかと問われると疑問に思うのです。

出張旅費の件も、公用車で週末湯河原の件も、ホテル三日月で会議の件も、こう言ってはなんですけど些細なことでありますし、重箱の隅をつつくが如きことでありますよ。(セコイですけどね)

韓国学校の件に関して嫌韓クラスタが噂するような事実が発覚したのなら話は別ですが、あの第三者弁護士が言うところの「違法ではないけれど不適切」とされた案件の数々は、本来であれば「今後あらためます」「ゴメンナサイ」で済ませるべきことです。

しかし「今後あらためます」「ゴメンナサイ」の前に、「いや、あれは」を多用して小火に油を注いだのが舛添知事の誤りでした。
※「いや、あれは」というセリフを実際に言ったか否かではなく意味合いとしての話ですよ

「いや、あれは、訪問先で要人と会うためには…。歴代都知事も…」
「いや、あれは、温泉治療が必要で…」
「いや、あれは、しっかりと会議もやっておりまして…」

その説明で質問者や週刊誌はともかくとして、都民を納得させられると判断したのが舛添知事の誤りで、炎上した後になって「今後あらためます」「ゴメンナサイ」としたところで失った信頼は回復できないのですから、そりゃもう辞めるしかないのです。

その結果の都知事選。経費は50億円も掛かるそうで。

まぁ民主主義の根幹たる選挙に掛かる経費をムダと言ってはいけないのでしょうが、4年に1回のはずが前回選挙から2年余でまた選挙ですからね。少なくとも先代が同様に辞職して実施された前回選挙はムダだったと言われても仕方ないですよね。

ほか、都政の停滞と信頼失墜、東京五輪準備への悪影響、リオ五輪へのご迷惑、参院選の厭戦ムード醸成などなど、誰得?と言いたくなる都知事辞職と都知事選でありますよ。

今回の都知事選で誰が選ばれたとしても、人間である限り過ちは犯します。ただ、昔はスルーされた小さな過ちが、この情報化社会では露見してしまうのです。そのときに猪瀬・舛添と同じ誤りを繰り返さないようにすることが肝要です。

そうでないと、そのうち立ちションで知事を辞職するくらいのことが起きますよ。




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