得るところ無かった総選挙

昨日、総選挙が終わったわけですけれども、赤旗と法華経の勢いが増しただけの結果に落胆。得るところ全くありませんでした。

前の記事でも書きましたとおり、小選挙区は永岡さんに票を投じたのですが、結果は中村さんに2万票余りの差を付けられての次点で、4回連続の比例復活当選。大臣の芽は摘まれました。残念でなりませんが、厚生労働副大臣として地道に実績を重ねて捲土重来を期してほしいものです。

一方、中村さんは公明票がまとまりきらないと聞いてましたが、蓋を開けてみれば民主支持層を取り込んでのTOP当選。この手練手管の政治手腕は(皮肉抜きに)見事なものだと思うのですが、前の記事でも書きましたとおり、後ろ手に廻った者には活躍の場が与えられない現在ですから、今後もオールゼロ議員のままですよ。今後はどうするつもりなんだろ?


で、比例代表ですけどね。次世代の党に入れました。
北関東ブロックの次世代は埼玉の小選挙区との重複立候補者が3名立つのみで、慎太郎クラスのビッグネームがいるわけでもありませんから、死に票上等、私の票も含めて何万票取れるかだけに注目してたのですが、結果は16万7千票。
北関東ブロックの最終枠(20議席目)に必要な票数を計算してみたところ25万4千票。これは頑張って届く票差じゃありませんね。

でも、北関東はともかく、東京ブロックでも次世代が0議席とは思いませんでした。
東京ブロックの次世代票は25万3千票。同最終枠(17議席目)に必要な票数は27万2千票。あと2万票。得票率にしてわずか0.35%。0議席と1議席では大きな違いがありますからね。低投票率が悔やまれます。

俗に「能ある鷹は爪を隠す」と言いますが、次世代の党は「爪」を剥き出しにし過ぎていたように思えます。それが痛快ではあったのですが、落選したら只の人なわけですから、国防や憲法問題を特徴にしつつも生活に密着した政治課題への取り組みをもっとアピールするべきだったのではないでしょうか?

それと、小選挙区制とブロック別比例代表制の並立制である衆院選で国防・外交・憲法・教育といった政治課題を問うことへの限界を感じました。よりローカルな政治課題に強い政治家が選ばれるという衆院選の性格は昭和の昔から同じであり、それを知らないかのような次世代の党の主張には、支持しつつも首を傾げておりました。

全都道府県を選挙区とする比例代表制と都道府県別選挙区制による参院選の方が、真の国政選挙となる可能性があるように思えます。次の参院選は2016年夏。たかだか1年半後。次世代の党は参院に6議席を有しているわけですから、参院選に標準を合わせて捲土重来を期してはいかがかと思います。


なによりも悔やまれるのは記録更新した低投票率ですね。52.66%。

以前にも書きましたが、投票に行かないことで首が絞まるのは投票に行かないで済む人=無党派なのですよ。投票に行かない人が割を食うだけなら何も言いませんけど、投票に行っている良識的な無党派の人達(私も含まれてるつもり)も大いに割を食うわけでして、なんとかならないもんかなぁとイライラしてます。

投票に行かないことを公言することや知られることが恥ずかしいとする風潮を作れば良いのですかね?
それとも、暴走族を珍走団と呼んで揶揄するように、「無関心層」を上手く揶揄する呼称に置き換えてpgrするとかすべきですかね?

ともかく政治は国民の鏡。かなりヒドイ顔になってるってことを国民が自覚するのはいつの日になるのでしょうね。




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