技能賞の意義とは?

前の記事でも書きましたけれども、今場所は半分くらいしか観られてません。

なので恒例の本場所総括は諦めるとしまして、その代わりといっては何ですけど、三賞の1つ、技能賞について少し述べてみたいと思います。

今場所は安美錦(東前頭6・10勝5敗)が授賞。ホッとしました。
と、言いますのは、今年はまだ技能賞受賞者がいなかったのです。今年の初場所から4場所連続で「該当者なし」という異常事態でした。や、これはホントにおかしな話なのですよ。

殊勲賞が「該当者なし」というのは、横綱を倒した力士が関脇以下にいないのならば仕方のないことです。実際、白鵬が1人横綱で連勝記録更新中だった2009年は6場所全て「該当者なし」でした。

敢闘賞「該当者なし」というのはあまり考えられませんが、二桁勝ち星を挙げた関脇以下の力士はいながらも、番付とその力士に期待される力を考えれば”敢闘”とは言い難い……と選考の手が止まるということはあるでしょう。しかしながら、三賞の中では最も「該当者なし」となりにくいのが敢闘賞となってます。

で、技能賞ですが、勝敗成績は”勝ち越し”であれば良いはずなのです。舞の海などは何回か8勝7敗の成績で技能賞を獲得しております。あとは選考する側の主観による選考となるので、よほど観るに堪えない場所でもない限りは技能賞を授けられないわけがないはずなのですよ。実際、一昨年(2011年)までは敢闘賞と同じ程度にしか「該当者なし」とはなりませんでした。

が、昨年(2012年)から急に「技能賞・該当者なし」が常態化。なんと、今場所を含めて11場所のうち8場所までもが「技能賞・該当者なし」なのですよ。

技能賞で該当者なしというのは、関脇以下の力士に対して「お前らなにやっとんじゃ」と言っているのと同じ意味でしょう。でも、そんな白けた相撲はここ最近の場所ではありませんよ。これで今場所も「該当者なし」だったならば、本気で日本相撲協会に抗議文を送るつもりでおりました。

三賞は力士各位にも、その力士を応援するファンにとっても、大きな励みとなるものですから、出し惜しみしていると捉えられるような「該当者なし」を頻発させることなく、今後も気持ちよく表彰して頂きたいと切に願ってます。




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