二等辺三角形維持率を高めたい

全日本剣道選手権における審判の二等辺三角形維持率の高さはもっと評価されるべきだと思うのです。


先の日曜日は高校剣道部の県外大会出場に剣道具運搬車運転手として帯同。

やー、10/31に埼玉区間が開通した圏央道は便利ですね。境から乗って中央道に接続する八王子JCTまで渋滞なしの約1時間。ただ、帰路の中央道下りは悪名高き小仏トンネルが八王子JCT手前にあって、いつもラジオで聞くのと同じく相模湖からの渋滞に巻き込まれました。
長野方面からの帰路に上信越⇒北関東という迂回ルート検討はまだまだ必須というところでしょうか。

で、久々に観客席からの剣道観戦を満喫したわけですけれども、審判員、とくに副審のポジショニングと連携の粗さが目に付きました。


いえ、自分の審判技術や他の同等大会と比べて観戦大会の審判員を批判するつもりなど微塵も無いのです。私などより見識のある先生方が審判を務められているわけですし、観客席視点から誤審云々を述べるようなことは不毛なのでいたしません。

ただ、つい数日前の11/3に全日本選手権がテレビ中継されていたじゃないですか。
その全日本選手権における審判員の先生方の素晴らしいポジショニングと連携が目に焼き付いてしまい、ついつい比較してしまったのですよね。

主審を頂点とする二等辺三角形を維持し、選手を三審で囲むという理想形のキープ率がとてつもなく高い全日本選手権審判員の先生方を、ここ数年はいつも憧れの目で追ってます。

それと比較してしまうと、選手を囲みの外に逃してしまって主審が慌てて移動したり、副審による二等辺三角形の底辺が広がり過ぎて死角が生じていたり、選手の背中から覗くようにして判定したりと、雲泥の差を感じてしまうのです。

もちろん私が審判を務める大会や、私が観戦する大会でも概ね同様の状況であり、全日本選手権審判員の先生方には遠く及びません。

その全日本選手権審判員の先生方に動体視力を問う声も散見しますけれども、まずは三審ともに死角なき位置に立たないことには動体視力もへったくれもないわけですから、動体視力云々の前にポジショニングが問われるべきなのです。


審判を務めることのある身として言わせて頂きますと、このポジショニングがとても難しく、とくに副審に求められる技量だと思います。

主審は向正面側で両選手の中間位置をキープすることで、二等辺三角形の頂点であり続けることに専念すればよいので、ことポジショニングに関してはわりと単純明快です。(その代わり沢山の仕事がありますけれど)

対して副審は正面側で二等辺三角形の底辺を副審2人の協業で維持せねばならず、その底辺が長いと死角が生じますし、短いと選手を二等辺三角形の外に逃がしたり、角度の異なる視点による判定を提供できなくなるなどの弊害を生みます。
そう考えてみると、三審による二等辺三角形の維持は副審2人に懸かっていると言って過言ではないでしょう。

自省を含めて述べさせて頂きますが、副審を務める際にはもう1人の副審の先生と協業する意識を持ち、主審を頂点とする二等辺三角形の維持率を高める努力が必要ですね。先を読む稽古にもなりますし、死角が減ることで誤審も減ると思います。

それが出来ずして全日本選手権の審判員を批判する資格など無いと思いますが、私にその資格が生じることは当分先の話になるでしょうね。
それくらい難しい芸当をあの先生方は事も無げになされているという事実を、広く多くの方々に知って頂きたいものであります。


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