11月3日は全日本剣道選手権大会ですよ

というわけで、今年も小中学生と保護者による観戦バスツアーを企画しまして、11月3日は日本武道館に足を運びます。

それに先立ち、出場選手情報をザーッと見渡してみました。

まず、前回大会までの戦績からおさらいしておきましょう。

前回大会の優勝は内村良一選手(東京)、準優勝は小谷明徳選手(千葉)、第三位は正代正博選手(東京)と安藤翔選手(北海道)でした。

4人とも今大会に出場します。
さすがに各ブロックに分けられまして、昨年の再現は準決勝以上にならないと見られません。さて、今年の対戦はありますでしょうか?

ほか、入賞経験者としましては、2009年準優勝の高橋秀人選手(東京)、2012年第三位の網代忠勝選手(兵庫)、2010年第三位の古川耕輔選手(大阪)、同第三位の畠中宏輔選手(東京)、2008年第三位の米屋勇一選手(埼玉)が挙げられます。

出場選手64名のうち、初出場者が25名を占めるという数字から察して頂きたいのですが、勝利の女神が移ろいやすい剣道でありますから、入賞経験者といえども、都道府県予選を勝ち上がって本大会に出場すること自体が高いハードルでありまして、上に名前を挙げた選手は非常に安定した強さを持つ選手だと言えます。ぜひ、名前だけでも覚えて頂きたいと思います。


さて、9月5日に全日本警察剣道選手権がありましたので、その結果もおさらいしておきましょう。なにしろ、出場選手64名のうち53名までもが警察官でありますから、これ以上参考になる大会も他にございません。

同選手権の入賞者のうち、優勝した畠中宏輔選手(東京)、準優勝の竹下洋平選手(大分)が全日本選手権に出場します。

ほか、全日本選手権出場選手の中では、小谷明徳選手(千葉)、網代忠勝選手(兵庫)、古川耕輔選手(大阪)がベスト8。

なお、内村選手は古川選手に敗れております。群を抜いた試合実績のある内村選手といえども絶対ではないところが剣道の怖さであり、観る側の面白さと言えましょう。


ところで前段で出場選手の8割以上を警察官が占めると書きました。警察官、とくに機動隊となりますと職業的に剣道の修行をされてますから、そりゃまー、そういう結果になるのは致し方ないところなのでありますよ。

だからこそ、非警察官の選手に注目して頂きたいなぁと思うのです。都道府県予選で並居る警察官剣士を凌駕して本戦出場を果たしただけでも素晴らしいことなのですから。

まず、会社員選手2名にご注目を。
橋本桂一選手(埼玉)は伊田テクノスの社員、三雲悠佑選手(滋賀)は東レの社員です。

教員選手2名。
寺島光紀選手(富山)は高岡工芸高の教員、藤岡弘径選手(和歌山)は和歌山北高の教員です。

会社員も教員も、剣道の稽古はあくまでも仕事の外のことですから、その限られた時間の中で稽古に励んで全日本選手権への出場を果たしたということに、深く敬意を表します。

大学院生1名。
川井良介選手(茨城)は筑波大学大学院の院生です。

大学生3名。
竹ノ内佑也選手(福岡)は筑波大学の三年生、山田侑希選手(奈良)は関西大学の四年生、浅田光貴選手(鳥取)は環太平洋大学の三年生です。

彼らの若さがどこまで通用するのか、注目したいと思います。

ほか、刑務官が3名おりますが、彼らも警察官ほどではないにせよ職業として剣道実技を求められる職ですので、ここでは省かせて頂きます。


今年はですね、上段の選手が少ないのです。なんと2人。
鎌村直也選手(愛媛)と長尾進治(山梨)のみ。うーん、上段スキー(対戦相手としては苦手 A^^;)としてはとても残念でありますが、両選手にはぜひ頑張って頂きたいものです。

その意味では個性的な選手を見つけたいものですが、得意技として特異な技を挙げていた選手をピックアップしてみました。

正代正博選手(東京)と川井良介選手(茨城)の2人だけが「突き」を挙げてました。
全日本選手権では出現率の高い感がありましたので意外な気もしますけれども、観ているこちらが総毛立つような突き技を期待しております。

前田浩由選手(福井)は「引き技」だそうです。
全日本クラスともなりますとツバ競り合いの攻防が固いイメージがありまして、あまり引き技が決まる印象を持っていないのですが、さて、いかがなものでありましょうか? 注目したいと思います。

竹下洋平選手(大分)が「飛び込み面」を挙げてます。
多くの選手が得意技に「面」を挙げてますけれども「飛び込み面」としているのは竹下選手のみ。遠間から飛び込むのか、はたまた気や間の狭間に思い切りよく飛び込むのか、観てみましょう。


国士舘大学出身者、今年も多いです。なんと12名。
次点の中央大学が5名ですから、そのダントツぶりは凄まじいものがあります。


出場選手の平均年齢は29.8歳。
最年長は米屋勇一選手(埼玉)と北条忠臣選手(神奈川)の38歳。
最年少は竹ノ内佑也選手(福岡)と浅田光貴選手(鳥取)の21歳。

まー、例年どおりかと。


こんな感じに出場選手情報を眺めてましたら、良い感じに観戦意欲が高まってきましたよ。11月3日が今からとても楽しみです。

現地に行けない皆様にもUstream中継がございますし、NHK総合で16:00~17:30の予定で全国放送もされますので、ぜひご観戦を。

ところで、その前番組として「日本刀に恋して 知られざる研ぎ師の世界」が放送されますのでこちらもぜひ。

何年前だったか、前番組の学生野球に押されて録画失敗となった年がありましたけれども、今年はその心配が無いどころか、全日本剣道選手権の前番組に日本刀~を入れてくれるなんて、NHKも粋な番組構成をしてくれたものですね。感謝。


Leave a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です