米軍基地を無くそう
Posted: 10. 05. 2014 | Author: 甚之介
|
Category: 世事評論
米軍基地の存在というものは実に腹立たしいものがあります。
1日も早く、日本から米軍基地が無くなる日を迎えねばなりません。
おっと、こういう書き出しをすると、オスプレイを嫌う方々に「お♪同士♪」と思われてしまうかもしれませんが、おそらく私は真逆な考え方をしていると思いますので、その点はあらかじめご了承ください。
さて、米国は同盟国であり、最も親しい国の1つではありますけれども、現在日本各地にある米軍基地は、第二次世界大戦で敗戦したがゆえに受け入れざるをえなかった進駐軍がそのルーツであること、忘れてはなりません。
よって、日本国内の米軍基地と国連の敵国条項をこの世から消し去らない限り、真の意味での戦後レジームからの脱却はできない。私はそう認識しております。
しかしながら、中国とロシアという日本と国境を接する2大国の存在がそれを阻みます。
ウクライナに軍事介入真っ最中なロシアは、北方領土を不法占拠し続けてます。
西沙諸島の領有権争いでフィリピン・ベトナムと衝突真っ最中の中国は、日本が実効支配している尖閣諸島への領土的野心を隠そうともしません。
この物騒な2大国と国境を接していながら平穏でいられるのは、米軍基地の存在により軍事的パワーバランスが保たれているからです。
ロシアはNATOに加盟した東欧諸国には軍事的圧力をかけません。
ウクライナはNATO非加盟ゆえにパワーバランスを欠き、軍事介入を招きました。
中国はベトナム戦争(米国vsベトナム)の間隙を突いて、西沙諸島のベトナム領域を実効支配しました。
そしてフィリピンから米軍基地が撤退した直後、フィリピン領海に進出してます。
いずれもパワーバランスの崩れたところを中国に付け込まれてます。
もし、現状のまま在日米軍が撤退したならば、日本と中露両国間における軍事的パワーバランスを欠いてしまい、日本は十年と待たずに今のウクライナ・フィリピン・ベトナムと同様の災厄に見舞われることでしょう。
以上で述べたことを前提に、それでも本気で米軍基地を無くしたいならば、米国に守ってもらう形の日米安保体制を前進させる形で脱し、NATOのような多国間軍事同盟を結んで中露両国と対峙するしか方法が無いように思えます。次善の策としては日本のNATO加盟かな?
北大西洋条約機構=North Atlantic Treaty Organization=NATOですから、太平洋条約機構=Pacific Ocean Treaty Organization=POTOって感じになりますかね?
NATO同様に米国に基軸となってもらい、日+ASEAN各国+印+豪+太平洋の島国+(韓は竹島を返してくれたらね)……これら数十カ国による多国間軍事同盟を結んだならば、在日米軍が撤退しても軍事的パワーバランスは保てます。
そのためには、米国および友邦国と対等の軍事同盟を結べるように、集団的自衛権とそのための軍備を確立しなければなりません。
しかしそれは日本国憲法をどのように拡大解釈しても無理筋です。ということは……
日本国憲法を改正するしかありませんね。
昨日の国民投票法改正案衆院通過がその端緒となりますことを祈ります。
今回の記事がご参考になりましたら応援クリックをお願いします。
甚之介の剣道雑記帳2 > 世事評論 > 米軍基地を無くそう
米軍基地を無くそう
Posted: 10. 05. 2014 | Author: 甚之介 | Category: 世事評論
米軍基地の存在というものは実に腹立たしいものがあります。
1日も早く、日本から米軍基地が無くなる日を迎えねばなりません。
おっと、こういう書き出しをすると、オスプレイを嫌う方々に「お♪同士♪」と思われてしまうかもしれませんが、おそらく私は真逆な考え方をしていると思いますので、その点はあらかじめご了承ください。
さて、米国は同盟国であり、最も親しい国の1つではありますけれども、現在日本各地にある米軍基地は、第二次世界大戦で敗戦したがゆえに受け入れざるをえなかった進駐軍がそのルーツであること、忘れてはなりません。
よって、日本国内の米軍基地と国連の敵国条項をこの世から消し去らない限り、真の意味での戦後レジームからの脱却はできない。私はそう認識しております。
しかしながら、中国とロシアという日本と国境を接する2大国の存在がそれを阻みます。
ウクライナに軍事介入真っ最中なロシアは、北方領土を不法占拠し続けてます。
西沙諸島の領有権争いでフィリピン・ベトナムと衝突真っ最中の中国は、日本が実効支配している尖閣諸島への領土的野心を隠そうともしません。
この物騒な2大国と国境を接していながら平穏でいられるのは、米軍基地の存在により軍事的パワーバランスが保たれているからです。
ロシアはNATOに加盟した東欧諸国には軍事的圧力をかけません。
ウクライナはNATO非加盟ゆえにパワーバランスを欠き、軍事介入を招きました。
中国はベトナム戦争(米国vsベトナム)の間隙を突いて、西沙諸島のベトナム領域を実効支配しました。
そしてフィリピンから米軍基地が撤退した直後、フィリピン領海に進出してます。
いずれもパワーバランスの崩れたところを中国に付け込まれてます。
もし、現状のまま在日米軍が撤退したならば、日本と中露両国間における軍事的パワーバランスを欠いてしまい、日本は十年と待たずに今のウクライナ・フィリピン・ベトナムと同様の災厄に見舞われることでしょう。
以上で述べたことを前提に、それでも本気で米軍基地を無くしたいならば、米国に守ってもらう形の日米安保体制を前進させる形で脱し、NATOのような多国間軍事同盟を結んで中露両国と対峙するしか方法が無いように思えます。次善の策としては日本のNATO加盟かな?
北大西洋条約機構=North Atlantic Treaty Organization=NATOですから、太平洋条約機構=Pacific Ocean Treaty Organization=POTOって感じになりますかね?
NATO同様に米国に基軸となってもらい、日+ASEAN各国+印+豪+太平洋の島国+(韓は竹島を返してくれたらね)……これら数十カ国による多国間軍事同盟を結んだならば、在日米軍が撤退しても軍事的パワーバランスは保てます。
そのためには、米国および友邦国と対等の軍事同盟を結べるように、集団的自衛権とそのための軍備を確立しなければなりません。
しかしそれは日本国憲法をどのように拡大解釈しても無理筋です。ということは……
日本国憲法を改正するしかありませんね。
昨日の国民投票法改正案衆院通過がその端緒となりますことを祈ります。
今回の記事がご参考になりましたら応援クリックをお願いします。
Post navigation
← Previous post
Next post →