あれ?なんで素手なの?
低温乾燥が特徴の北関東の冬が本番を迎えました。
素振りする手も悴みますが、なんで素手で素振りするのでしょうね?
先日、教え子から手足の荒れについての相談を受けたわけですが、ちょいと辛そうな状態だったので
「素手素足の方が剣道を覚えるには良いのだけど、痛みが稽古の邪魔になるなら却ってマイナスだから、痛みが引くまでは手袋や足袋を着けた方が良いね。ぜひ、そうしてね。」
とアドバイスし、剣道教室のグループLINEでもその旨を伝えたのですが、1日ほど時間を置いて、ふと思ったのです。
あれ?なんで素手で素振りするんだろ?
剣道歴40年を迎える私、当たり前に素手で素振りをする毎日ですから、左の手の内には素振りダコがあります。
高校剣道現役時の二男の手の内などマメだらけのボロボロでした。
でも試合や稽古では籠手を着けます。
素手で試合や稽古をすることはありません。
あれ?じゃあ、なんで素手で素振りするんだろ?
指導者側の視点からすると、教え子の竹刀の握り方を確認する必要がありますし、素振りをする側としても、自分のグリップを視認したい欲求は生じますので、籠手を着けての素振りはちょいと疑問ではあるのです。
しかし、籠手の手の内の革が有るのと無いのとでは随分と感覚が違いますし、更には素手で素振りを重ねますと手の内にダメージを受けるのです。
もしかして、野球のバッティンググローブでも着けて素振りした方が、籠手を着けたときの感覚と似ている上に、手の内のダメージも減るから素振りの回数も増やせて、一石二鳥だったりしません?
なーんて思ってしまったのですが、どなたか素手で素振りをする理由をご存じありませんか?
自分の中の常識が崩れそうで、ちょっとした衝撃を感じてます。A^^;
今どきのグローブは
どんな武器にもマッチングしますよん
革手とかはいまいちですねぇ
甚ノ介さんはご存知でしょうが、
私の武器の柄はテニス用のテープを厚めに巻いています。
あれすると握りが強くても良いって利点があります。
初心の方々にあるすっぽ抜けが無くなるって意味でも良いのですが、
逆に熟達して軽い握りでも自由に武器を扱えるようになった時に
[握り感]を出す為なのでしょうかね。
竹刀って規格があるのですよね?
体力/体格が違っても同じものを扱えるようにするためには、
初心→熟達の頃は大変でも素手で扱い出来るようにって理なのかもです。
> 竹刀って規格があるのですよね?
うーん、あるのですが、他の競技に比べると規格が曖昧なように思えます。
伝統工芸品と工業製品の中間に位置するからでしょうかね?
カーボン製の竹刀は全くの工業製品ですから規格の厳正化が可能だと思うのですが、主流の竹製品の竹刀は2つとして同じものは出来ませんから、今の規格が丁度良いかと。