卒業記念品
昨日=3月最後の稽古日をもって剣道教室を卒業する新中学1年生に、町剣道連盟からの卒業記念品として小太刀の木刀を贈りました。
小太刀は日本剣道形で使用しますが、剣道を継続していれば中学生のときに受審するであろう初段および二段、高校生のときに受審するであろう三段の形審査では審査対象は太刀7本の形までで、小太刀は使用しません。
日本剣道形の太刀7本の形に小太刀3本の形も加えて審査されるのは四段以上の審査でのことになりますので、実際に小太刀を使用するのは高校を卒業してなお剣道を継続する場合になります。
つまるところ、そこまで剣道を続けてくださいよ、という願いを込めて贈る卒業記念品です。
時が流れ、私から彼らに小太刀3本の形を卸すことができたなら、これ以上ない喜びです。
太刀の木刀は一級審査で使うため、すでに所持してますから、小太刀を贈ることで彼らは大小二本差しの士(さむらい)となり、1人前の剣士として認めますよ…ということでもあります。
まぁ剣道を継続してくれて順調に昇段しても、小太刀を稽古で使うのは6年以上後のことになるのですが、それまでは懐刀として心を支えてくれるでしょう。
残念ながら剣道をやめてしまったとしても、剣道を一所懸命に学んだことの証として残すには丁度良い大きさですから、大切にしてくれるものと思います。
少年剣道をよく頑張りました。
中学剣道での健闘を願ってます。