秋場所序盤感想

波乱の秋場所。この週末の天候みたいですね。
でも、荒天の秋場所における台風の目は未だハッキリせず。
荒天の波乱もそれ自体を楽しんでしまいましょう。

場所前、世間は3横綱が休場だなんて~と言ってたけれども、私は「1横綱3大関が出場するなら御の字。そもそも4横綱がレアケースであり、そこで少し事が起きれば”史上初”になるのは当たり前。後ろ向きに過ぎるよ。」などと反論していたものです。

しかし、まさか2大関が序盤で途中休場するとは思わなかったですよ。大関陣の場所前評は”充実”の2文字でしたからね。6日目にして1横綱1大関。さらには日馬富士は満身創痍で連敗し、豪栄道も今ひとつ波に乗れてない様子で、これはさすがにシンドイですわ。

Twitter #sumo 部でも同じ声が高まりつつありますけれども、公傷制度の復活と、巡業日数の上限を設けることは、今すぐにでも検討した方が良いのではないかと思います。

さて、役力士がガタガタな状態ではあるのですが、天皇賜杯争奪戦における星勘定よりは1番1番の相撲内容を求める向きである私にとっては楽しめている今場所であります。

と、申しますのは、幕内前半戦が今年一番、や、ここ数年来でも指折りの相撲内容の充実度で、夜明け前の早朝、録画した深夜場所を観つつ「おー!?」「あぁぁぁ!!」「うーわー!」と奇声を発しては家人に怒られてる毎日です。A^^;

追手風部屋の大栄翔・大翔丸、貴乃花部屋の貴景勝・貴ノ岩が元気元気。
これに九重部屋の千代達が加わり、遠藤、魁聖、宝富士、逸ノ城などのかつては上位の番付にいた力士達が息を吹き返しつつあるときては、面白くないわけがないのです。

ただ、幕内前半戦で熱せられた相撲熱が、後半戦に入るや急速に冷やされてしまう。

その理由のひとつには立合の乱れがあるように思えます。
立合の乱れはもう十年来の解決すべき課題ではありますが、今場所はあまりにもそれが顕著です。

たしかに立合で自分優位に立てば勝つ確率は高まります。一説によれば、立合で6割~8割は勝負が決まるのだとか。しかし、立合の合気を外すことで優位に立ち、相撲の技や力とは関係性の遠いところで勝敗が決まったところで感動はありません。

ましてや力量と技量の高い役力士やその対戦相手が立合の乱れによって生じた隙を見逃すわけもなく、あっさりバッタリと勝負が転がってしまいます。

そんなものより、幕内前半戦における新旧対決や同世代間による意地の張り合いの方が面白いのは当たり前。

6日目にして土付かずがいなくなるという大混戦になったのをこれ幸いに、中盤戦は賜杯の存在を忘れてしまいましょう。日馬富士に1人横綱の重圧を背負わせることなく、豪栄道に優勝して当然などというプレッシャーを与えることなく、力士それぞれが自分の相撲を取り切ることのみを切望し、注目する。

これが今場所を観る側に求められる観戦姿勢であります。
中盤戦も大いに楽しみましょう。


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