固有受容覚の衰えを自覚

先の土曜日は高校剣道部の3年生を送る会がありまして、送る会ではそりゃもー涙腺が緩みまくりだったのですけど、その前のレクとしてボウリングを2ゲームほどやった結果、今も体のあちこちが筋肉痛一歩手前という情けない状態に…。orz

しかしながら、翌日の日曜日は下妻地区の月例稽古会でみっちり汗をかいたわけですが、疲労感はさておきボウリングの影響が剣道に出ることはありませんでした。なーんか不思議だなぁと思ったのですね。

私は運動の類は大好きなのですが、生業が完全にデスクワーカーでして、運動らしい運動は剣道以外にやってないのです。

それでもボウリング、ソフトボール、ビーチボールバレー、卓球、ドッジボールなどなど、会社・地域・学校等の行事で誘われると嬉々として参加していたものですが、週3の稽古をしている剣道を唯一の例外としまして、年々イメージどおりのプレイが出来なくなっているのを実感しますし、筋肉痛や関節痛も起きやすくなっているように感じます。

私もアラフィフですし、ましてやトレーニングの類は行ってませんから、年齢的にも生活習慣的にも柔軟性や筋力の低下は免れないわけですが、それより前にイメージ通りのプレイができないというのは、固有受容覚の衰えが主因であるように思えてきました。

私の場合、「固有受容覚」という言葉は発達障害に関する本で知ったのですが、手足の現在位置を脳が正確に把握し、体をどのように動かせば手足が意図する位置へ動かすことが出来るのかを常に認識する感覚のことを指します。

そして、発達障害を持つ子供の未発達な固有受容覚の発達を促すことにより、発達障害を治す(あるいは軽減する)アプローチの存在を知りました。

上の記述は意訳ですので、詳細は『活かそう!発達障害脳―「いいところを伸ばす」は治療です。』(著・長沼睦雄)(出版社:花風社)をお読み頂くとして、話を続けます。

未発達な固有受容覚の発達を促すことによって発達障害を治す・軽減するアプローチがあるということは、その逆もまた然りでありますから、加齢や生活習慣により固有受容覚の衰えが発生するであろうこと、それによって様々な障害が起き得ることは、当然の理でありましょう。

近年問題化している高齢者ドライバーのブレーキとアクセルの踏み間違いによる悲惨な事故などは、その典型的な例として挙げられます。

アクセルとブレーキのどちらに右足を載せているのかという感覚は、位置の左右差は小さくても高低差はかなり大きなものがありますから、これを踏み誤るドライバーの固有受容覚の衰えは相当なものがあるはずで、おそらくは日常生活でも支障を自覚できる場面があると思うのです。

例えば、歩いているときに足が上がらず地面のわずかな凹凸に躓くとか、スクランブル交差点等の乱雑な人の動きに対応できずにぶつかるとか、物を取ろうとして突き指するとか、その多くは「俺も年だなw」と自嘲して終わるものばかりですが、これらの主因は固有受容覚の衰えと考えるべきなのでしょうね。

で、私のボウリングの話に戻りますけれども(あ、戻ってこれた A^^;)、筋力の衰えはボールのポンド数を落とせば対応できます。柔軟性の衰えは投球フォームの修正で対応できるはず……なのですが、イメージしたようにボールを投げられないということは、イメージした投球フォームとのズレを検知する力が弱いということです。

1ゲーム目が130台に終わったものが、2ゲーム目は170台と回復したのもイメージと実際のフォームとのズレの修正に時間がかかったことを示してます。このへんに固有受容覚の衰えが表れてますよね。

年齢も早や50間近なのにパワーボウラーな投げ方しかできないという私固有の問題もありますけれども…

ズレを修正するため、瞬間的に無理な身体の使い方をすることを重ねた結果の筋肉痛や関節の痛みを生じてしまい、それを筋力と柔軟性の衰えに感じてしまうのですが、それらはあくまでも副因に過ぎず、根っこにある主因は固有受容覚の衰えなのだろうなぁと自覚した先の土日なのでありました。

ちなみに剣道に関する固有受容覚は日々更新されているためか衰えを感じません。ただ、その応用が他のスポーツでの動きに利かないというのも固有受容覚の衰えなのでしょうね。

そして本業の剣道でも、やはり修正力や新たな動きを覚える力は衰えているみたいでして、稽古会でご教示を頂くもなかなかご教示のとおりに動けませんし、なんとか動けたとしても再現性が伴ないません。

加齢とともにトレーニングの重要性を説かれることが多くなりましたが、同じトレーニングに時間を割くのであれば、固有受容覚に直接働きかけるトレーニングをした方がより効果的なのではないかと思うに至りました。

そんなわけで固有受容覚のトレーニングに関する情報の収集をしているところです。
ある程度の年月を経過した後にレポートできるくらいの効果が得られる取り組みになるとよいのですが。さて。A^^;


Leave a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です