ブレないことが大切です

お隣の道場の代表が代替わりしましてね。

お隣の道場さんとは長い付き合いでして、まぁ曾祖父母の世代では丁々発止もあったみたいですけど、今はまぁ同じ流儀の道場同士ということで稽古のお付き合いをしてきたわけですよ。

ところが先月からお隣の道場の代表が交替しまして。
歴史ある道場ですから45代目とか言ってましたか。ウチの道場の名誉会長も125代目ですから歴史じゃ負けてませんけどね。

その新代表が、当のお隣の道場内の人達までもが「まさかあの人が代表になるとは……」と困惑するようなお人でして、まーなんと申しましょうか乱剣かつ難剣で、稽古を頂くにしてもちょいと間違えると叩きのめされそうな強面のイメージで戸惑いを覚えるのですよ。
実際、ウチの南にある道場さんの代表さんは、稽古途中でスコップ突きもらった挙げ句にそこで一方的に稽古を終わりにさせられちゃったそうですから、周りが心配するのも分かるのですよ。

とはいえ、隣の道場ですし、お互いに剣士の行き来もあれば、一緒にチーム組んで試合することもありますので、乱剣難剣が嫌だからと稽古しないわけにはいかないのです。

では、どうすれば良いのかといえば、とにかくブレないことですね。
強気の攻め、フェイント含みの手数、打突部位を外されて痛い思いをする、などがありますと、ついつい「ではこうしよう」「じゃあこうしよう」と次善の策のつもりで相手の剣風に合わせてしまいがちになります。
一期一会の関係で、その1回の試合に勝てばいいのであればそれも一手と言えますが、今後も少なくとも4年間は稽古を重ねるお相手であることを考えるならば、それは一番やってはいけない悪手だと自覚することがまず必要です。

相手の乱剣難剣に惑わされずに繰り出す打突の真贋を見極め、その真意を汲み取って理解することによって、出端も取れ、応じ技も可能となり、先の技も出せるようになりますけれども、そのためには自身の中に基準点を設けなければ相手を計り知ることはできませんから、自分の剣風を崩してはいけないのです。

どうもウチの道場の現代表はお相手の間合にヒョイヒョイ入り過ぎているように思えて心配してしまうのですが、とりあえず今のところは悪手は打っていないかなぁと見てます。


お分かりかと思いますけど、全て比喩表現(便利な言葉だw)でありまして、実在の道場とは無関係のフィクションです。
言いたいのは、トランプ米国大統領お隣の道場の代表を批判する前にやるべきことはたくさんありますよってことです。


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