気がつきゃ息子も二十歳

…て歌が昔ありましてね。爆風スランプの45歳の地図の2番にあたる歌詞ですな。
47歳になった私の長男は「一流私立」ではありませんが大学生です。

「コンパコンパで明け暮れ、俺より金を使う」なんてことはありませんで、親のこちらが心配になるほど慎ましい大学生活を送っている様子。来春から大学生となる次男も家から通える大学に進学する予定で、親孝行なことです。

でもね、考えてみれば、あの歌がヒットした約20年前はフツーのリーマンでも息子を「一流私立大学」に通わせることが可能で、その息子が「コンパコンパで明け暮れ、俺より金を使う」なんてことができる世の中だったのですよね。

四半世紀後の現在は社畜になっても無理ですよ。大学生が遊びまくるための軍資金を得られるようなバイトなどありませんし、奨学金と言う名の借金をなるべく増やさないよう、ましてや留年などしないよう、地味に真面目に大学生活を送るほかないのが大多数の大学生でありましょう。今「私の青春を返せ」と歌いたいのは私ら親よりも大学生かもしれません。

それでも大学に進学するのは、大学に進学しないときの選択肢が狭いからです。
いくら生活の糧を得るためとはいえ、や、だからこそ、納得のいく職業選択が必要なわけですが、高卒ましてや中卒で就くことのできる職業は限られてます。

実際、私の最終学歴は工業高校卒業なのですが、今の私の職に高卒や専門学校卒で就くことはできません。母校剣道部OB会に顔を出すたび、卒業後の進路が進学である3年生が増えてます。四半世紀前と比較したとき、高卒や中卒に開かれている就職の門戸が狭くなっていることを日々実感させられてます。

にも関わらず、高度経済成長期に稼ぎまくった親の世代ほどには稼げませんし、大学にかかる費用もこの四半世紀で随分と上がりました。こんな状況では少子化もいたしかたありませんよ。

そう考えれば少子化対策は簡単なのです。大学まで含めた教育の無償化。これ一本でOK。

医療も心配といえば心配ですけど、よほど重篤で先天的な疾患にかからなければ国民皆保険の日本ではさほどの心配は無用。

それより、「一流私立大」だろうが医大だろうがどこでも進学させられるだけの教育資金を用意できない確率の方が高く、その心配が解消されるのであれば、子を望む夫妻は爆発的に増えると思うのですけどね。
ウチは3人の子宝に恵まれましたけど、教育費の心配が無かったらもう1人くらい望んでいたかもしれません。

なに?財源が無い?
それでもでかすのが政治家の仕事!と言い切れる政治家を待望しております。


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