三横綱土俵入り
4月も半分を過ぎ、五月場所(5/11~25)が近付いて参りました。
そろそろ熱を入れておきましょうか。(^^)v
鶴竜が横綱に昇進したので五月場所は三横綱土俵入りとなりますね。
そして、鶴竜がいわゆる雲竜型の土俵入りを選択したことにより、不知火型と雲竜型、両方の土俵入りを見られることになります。
不知火型と雲竜型の土俵入りが競演されるのは、平成22年1月場所を最後に朝青龍が引退したことにより見られなくなって以来のことですから、実に4年ぶりのこと。大いに楽しみにしております。
私は日馬富士の土俵入りが大好きなのです。
師匠(旭富士)に教わった所作を律儀なまでに守りつつ、四股からグッと姿勢を低くしてのせり上がりに個性を示してますよね。
そこが良いのですよ。実に良い。
課題であった四股の軽さも徐々に改善されており、そろそろ日馬富士型の土俵入りが完成の域に達するのではないかと見ております。
一方、白鵬の土俵入りはと言いますと、実はあまり好みではありません。
一部で相撲オタクと呼ばれるほどに古式の土俵入りにも精通しているらしく、双葉山ら名横綱の土俵入りの良いところを取り入れている点は評価できるのですけど、悪い意味での換骨奪胎というか、コピペ感というか「日馬富士と同じベース(旭富士の土俵入り)はどこにあるの?」という点で「伝統の意味を履き違えてやしまいか?」という不安がいつも付きまとうのですよ。
しかしながら、土俵入りは白鵬より日馬富士の方が上だなどとは言いません。
あくまでも私の主観による好みの話でありますし、「いや、白鵬の土俵入りは素晴らしいのだ」とする方の意見を否定しません。
私は土俵入りを神事と捉えておりますので、白鵬、日馬富士、どちらの土俵入りも正座して拝見しております。
さて、新横綱の鶴竜ですが、土俵入りは貴乃花から伝承されたみたいですね。
最初のうちは教わったまんまでしょうが、まずは如何にしてそれをベースとして固めるか?に注目したいものです。