すり上げ技の考察
や、考察ってほどには突き詰めていないのですけど、いつものメモ代わり投稿ってやつでして。
昨年2月に骨折した右手首はCFCC断裂もあってリハビリが長引きましたけれども、今は何とか完治した形になっております。
そんなわけで今年は半年以上も右手首の動きを制限された中での稽古になってしまったわけですが、その制限されている中でも使うことが可能な数少ない応じ技が、抜き技とすり上げ技だったのです。
抜き技はともかく、すり上げ技ってやつは、右手首をやる前にはあまり遣っていない技でして、丁度よい機会だからとトライを始め、今もって取り組み続けているのですが、なかなかものになりません。
うまくいかないと出来ない理由を考える悪いクセが発動しまして、
そもそもすり上げ技というものは木刀や日本刀における鎬を使うこと前提の技であって、鎬が無い竹刀では成立しない技なのではないか?
竹刀剣道ですり上げ技とされている技は、払い幅の小さな払い技なのではないか?
などと思ってみたものです。
しかし、メン払いメンにせよ、コテ払いメンにせよ、払い幅の分だけメンに転じるのが遅れますし、軸もぶれます。退き足を使いつつ払う手もあるのですが、退き足を使うなら払わずに抜いた方が理に適っている気がします。
そんな経緯を得ましての今のところの結論は、開き足を伴ってのすり上げ。
剣道形の六本目(コテすり上げコテ)に近い要領の足さばきで、竹刀だけ残すイメージで左または右に体をさばきつつ相手メンをすり上げれば、理想に近いすり上げの形になるんじゃね?
ってところに行き着きまして。
まずは「左足を開きつつ裏すり上げてメン」てやつに挑戦中。
理が立っても現実に技として成立しなきゃ意味ないですからね。
まぁ会得できなくても、少しは前向きな稽古になれば良いかと。A^^;