九重親方の急逝

まだ61歳じゃないですか。

真田丸を待っていたら、ニュース速報で九重親方の急逝を知りました。
膵臓癌と闘われていることは存じておりましたが、まさかこんなに早くとは思わず、ただただご冥福をお祈りする次第であります。


私が本格的に相撲を観るようになったのは高校生の頃でした。
千代の富士は既に横綱で、世間評が晩成の小兵横綱から最強の大横綱へと変化を遂げる過程にありました。

ただ、へそ曲がりの私、応援するのは千代の富士ではなく若嶋津でした。
心に残る一番は↓1985年(昭和60年)春場所十四日目の両雄の対決↓

故人が敗れる取組を挙げてしまい申し訳ないのですが、若嶋津は千代の富士と対戦すること28回にして3勝しか勝てなかった、その3番のうちの1つがこれなのです。

同じ取組でも千代の富士が勝った相撲は覚えてません。それほどまでに千代の富士は強く、千代の富士が勝つのは当たり前のことでしたから。でも、相撲に絶対は無く、絶対では無いことが起きた時、とんでもない相撲を目の当たりにすることになる。ということを教えてくれた、私の大好きな若嶋津にとって強大な山、それが私にとっての千代の富士でした。


九重親方となってからの名伯楽ぶりは私などが紹介するまでもないことでしょうけれども、惜しむらくは横綱を誕生させられなかったこと、この一点に尽きると思います。
部屋は千代大海の佐ノ山が継承するのでしょうが、今も幾多もいる九重の関取から横綱が誕生すること、これが九重親方へのなによりの供養になるかと思いますし、彼らはそれを目指すのでしょう。


あらためまして、元・横綱千代の富士、九重親方のご冥福をお祈り申し上げます。




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