消費税10%肯定論

では、消費税10%肯定論を述べます。
前提の消費税論をまだ読まれてない方は前記事を先にお読みください。

ご案内のとおり今月から消費税は8%ですから、100円のお買い物をしたときは8円の消費税を支払うことになります。

では1,900円のお買い物をしたとき、消費税はおいくらになるでしょう?
はい、お答えください・・・・・・・・・・・・・・ブー、時間切れ。

これ、5%だった3月までは割と簡単で、
「1,900円の10%が190円だから、消費税はその半分で95円。」
「1,900円の半分で950円、消費税はその1割で95円。」
みたいな暗算が意識するでもなく脳内で働いてパッと出ますし、レシートを見たときも税金が合っているか否かをパッと見で分ります。

しかし、8%みたいな中途半端な税率だとそうはいきませんよね。

答えは1,900円×0.08=152円。パッと出ましたか?
威張れた話ではありませんが、私は出ません。A^^;

この152円という答えが間違っていないという確信は生じますか?
威張れた話ではありませんが、私は電卓で再計算しました。A^^;;

このモヤモヤした感じが買い物する度に生じるのは消費マインドを低下させると思いますので、いっそ10%にしてしまえ!というのも一理あるのではないでしょうか?
その代り、社会福祉の充実化を2%分キッチリ進めることが前提ですけどね。


「どうせ内税にしてしまうのだから5%も8%も10%も同じ。ならば1%でも低い方が良い。」
という意見もありましょうが、内税方式は禁じてもらいたいものです。

まず、モノの価格が不明瞭になるのがいけません。

例えば、あるテレビ番組で4/1よりあらゆるモノの値段が上がる中、値段を据え置きした某著名人の団子屋を拍手して褒めたたえてましたが、私に言わせれば、1串70円という細かい商売にも関わらず消費増税分を吸収できてしまうなんて
「じゃあ今までの値段は何だったんだ?」
「本来あるべき価格はいくらなんだ?」
という話になります。

買い手が「税金上がるからオマエ負担せーよ」では理不尽に過ぎますし、売り手が「お得意さんとはケンカできんから」とそれに応じるのは卑屈に過ぎます。

その逆に売り手が「増税に便乗して値上げしてしまえ」という値段設定を構え、買い手が「腹立たしいけど代わりがないから」と受け入れるのも言語道断。

内税方式を禁じてしまえばこういうことは起きにくいでしょう。

もう1つ、いくら税金を払っているのか分らなくする、ある種の愚民化政策という側面を内税方式は持ち合わせているからです。

税金を取られることは誰しも不快です。
内税方式はその不快を取り除く一方で、税金を具体的にいくら支払っているかということも隠してしまいます。

これにより納税者意識が希薄となり、政治と行政に対する無関心へと誘います。

その結果、政治と行政に怠慢が生じたり、声の大きい利益団体の要求ばかり通ることに繋がることによって、社会全体の利益を害することになるでしょう。

私は価格の不明瞭化も日本国民の愚民化も受け入れ難い。
だから内税方式は禁じ、外税方式に統一すべきと考えます。

文字数を使って消費税について述べてしまいましたが、こんな私を納得させられるだけの政策を打ち出してくれる政党あるいは政治家の出現を待ちたいと思ってます。




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