ベネッセからの手紙

ベネッセから封書が届きました。そう、例の情報漏洩問題に関するものでして、お詫びの手紙が同封されてました。

ベネッセからの封書は先に現役である娘宛、2日ほど遅れてOBである息子2人それぞれに届きました。いずれも宛名は保護者である私と連名、内容もまったく同じで、ムダなことやってるなーと思うのと同時に、事務的で心が感じられないなーとも思いました。

ベネッセからの封書

ベネッセからの封書


ベネッセの通信教育は、まだベネッセが福武書店という企業名だった頃に私もお世話になってました。我が家の三兄妹も現役は中学生の娘のみですが、高校生の息子2人ともども小中と活用してました。

田舎に住んでいるものですから、塾というのは送迎時間も含めますと時間効率もコストパフォーマンスもよろしくなく、その点、ベネッセの通信教育は重宝してます。自主学習習慣が定着するのが一番の利点かな。

おっと、ステマ気味になってきましたので自重しますけれども、娘が中学生のうちはこのままベネッセにお世話になるかと思います。


さて、そのベネッセによる情報漏洩ですが、けして軽いものではないと思います。

届いた文書によりますと、漏洩した可能性がある情報は、

  • 郵便番号
  • 親子の氏名(ふりがな含む)
  • 住所
  • 電話番号
  • 生年月日と子の性別

振込口座番号、カード番号、成績情報といったものは含まれない旨が書かれておりましたが、それなら安心だねーというわけにはいきません。

人間の脳内でもコンピューターの内部でも、情報というものは紐付け(タグ付け)られて連携(リンク)されることで、保存した情報を有意に引き出せるように整理されているものなので、氏名、住所、電話番号、生年月日まで特定されてしまうと、それを元に様々な情報がズルズルと芋づる式に引き出される危険性が高まるのです。

他の通信教育サービスからDMが届く程度なら困らないのですが、より強い悪意を持った者や集団に漏洩情報が渡る可能性もありますので、ベネッセ通信教育のユーザーは、カードや口座といったものの暗証番号、ネット上のパスワード等、変更した方がよろしいでしょうし、電話や自宅訪問による営業にはよくよく気をつけなければなりません。


さて、丁寧なお詫びをベネッセから頂いたわけですが、おそらくは全顧客データが渡ったわけではないと思うのですよ。なにせ通信教育界のガリバー的存在ですから。

この封書を発送した際はともかく、容疑者もほぼ特定でき、今日にも逮捕されるという現在では、持ち出された情報の範囲がかなりの確度で確定できているはずです。

で、あるならば、現役OBひっくるめて新聞情報と大差ない状況説明を五月雨的に配送してオシマイにすることなく、情報漏洩が確定されたお宅にはその旨の報告をベネッセから頂きたいものです。

ベネッセの通信教育は娘が利用し続けますが、今後の対応次第では進級のタイミングで他社への乗り換えを検討しますよ。




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