安倍政権はファシズム？

Posted: 09. 07. 2014 | Author: 甚之介 | Category: 世事評論, 雑談

昨日は集団的自衛権行使容認賛成論を書いてみましたが、その真逆の立場の皆様が先週の土曜日（7/5）にデモを敢行したそうですね。題して「ファシズム許すな！ 安倍政権打倒デモ＠新宿」。え？安倍政権はファシズムなのですか？

私の理解ではファシズム＝全体主義、ファシスト＝全体主義者です。

が、安倍首相の言動から全体主義的なものは全く感じられません。国会でも議会制民主主義のプロセスをしっかり踏んでます。

強いリーダーシップを揶揄する言葉としてなら他に適当な言葉がありそうなものなのに、ファシズム＝全体主義という言葉を使って安倍政権を批判、あるいは揶揄するのはなぜなのでしょう？

そんなモヤモヤが晴れなかったのですが、ファシズムの定義 – Wikipedia を読んで氷解しました。

どうも、ファシズムの定義と見解は多くの学者の間でもそれぞれに異なり、統一的な合意は存在しないのだそうです。つまり曖昧な言葉なのですよ。

で、明確な言葉を使うべき批判の場になぜその曖昧な言葉を使うのか？ という疑問が湧いたのですが、上記リンク先Wikipediaに書いてある谷沢永一氏と西義之氏による見解がその答でありました。

谷沢永一氏
○コミンテルンから敵と思われているものがファシズムである
○コミンテルンが気に入らない者はみんなファシズムであり、ファシズムは悪

西義之氏
○革新陣営からなにかにつけて、相手をただやっつける言葉として投げつけられる語

つまり、「安倍政権はファシズム」を意訳すると「オマエのかーちゃんデーベソ :-P」となりまして、「ん？安倍首相がファシスト？」とモヤる私は「え？ウチのかーちゃんデベソなの？」と素で考え込む天然ボケってことになります…ね。(´･ω･`)

モヤモヤは晴れましたけど、なーんか落ち込む orz