某美食漫画による鼻血騒動

某美食漫画による鼻血騒動が納まりませんね。

あ、言わずもがな「某美食漫画」=「美○し●ぼ」ですけれども、そのタイトル名をブログやTwitterでホットワード化することに貢献してしまうことは避けたいので、ここではあえて「某美食漫画」と書きます。

あれは炎上商法みたいなもんでして、世間の注目を集めてくれるならば、称賛でも批判でも制作者と出版社は大歓迎でありましょう。

称賛を耳にし「ほう、そんなに良いものか」と手に取った人の何割かが「うん、これはいいね」と購入する。

批判を耳にし「ほう、そんなにヒドイのか」と手に取った人の何割かが「いや、一理あるね」あるいは「これはヒドイw(ネタとして面白い)」と購入する。

どちらにしても彼らの利益に直結するわけでして、某美食漫画の主張に頷けない私としては、それにわずかでも貢献してしまうことは本意ではありません。

よって、あの漫画のタイトル名は頑なに書かず「某美食漫画」で通します。
読みづらいでしょうがご了承を願います。


さて、鼻血が福島第一原発事故由来の放射線の影響によるものか?ですが、それはないでしょう。

元双葉町長が今現在も鼻血に悩まされているとFacebookに投稿しているそうですが、もしそれが原発事故由来の放射線が原因であるならば、福島第一原発で今も復旧作業中の作業員は鼻血に悩まされまくりでしょうが、そのような大スクープは見聞きしませんよね。

それに、鼻血が出るレベルの放射線障害が起きたならば、その数日後には危篤状態に陥るほどのダメージが体に蓄積されているはずです。が、件の元双葉町長もお元気でおられるのを見ると、元々鼻腔の粘膜が弱いんじゃないの?耳鼻科行った?と言ってやりたくなります。

某美食漫画の原作者や元双葉町長と同様、私も原発事故に関して科学的知見を述べられるほどの専門知識は持ち合わせておりませんけれども、得られた情報の中での結論は「原発事故と鼻血は関係ない」というツマラナイものになります。


あ、ツマラナイと書きましたが「鼻血が原発事故と関係性が無いのは残念だ」などという意味ではもちろんありませんで、心が喜怒哀楽のどのベクトルにも動かされないという意味です。

逆に言いますと、鼻血が原発事故と関係性があるとした場合に、心が喜怒哀楽いずれかのベクトルに大きく動かされるということです。

鼻血が原発事故と関係性があるとしている人達の様子を観察してください。
「東電はなんてことをしてくれたんだ!」と怒る、「福島はもうオシマイだ」と哀しむなどはスタンダードな反応ですが、それによって起きる騒動を楽しみ喜ぶ不埒な輩まで出現してますよね。これのことです。

某美食漫画の原作者は豪州在住だそうですが、鼻血と原発事故の関係性がどうであれ直接影響のない彼らにとっては事実がどうであるかは二の次で、心が動かされるままに行動することが心地良いのです。


しかし、当事者である福島県民にとっては事実こそが大切です。
自分自身や家族の命と健康がかかっているのですから当然のこと。

もしホントに鼻血が原発事故と関係性があるならば、さすがにそこで生活を続けていくことはできません。

よって福島県民は、不安を煽る情報に心を揺さぶられながらもなんとか平常心を保ちつつ、色々な角度からの様々な情報に接し、情報と情報を突き合わせての取捨選択を何度も重ねることにより、事実を得ようと努めました。

その結果、鼻血と原発事故は関係性が無いと判断し、福島での生活継続を選択しての現在があります。

そう、福島県民にとって鼻血風評なんてものは周回遅れもいいところで、震災から3年以上も経過してから某美食漫画なんぞに問題提起されるまでもなく、とっくの昔に決着を付けている話なのですよ。


自分自身の生活と直接に影響のない(と思っている)人達が、事実は二の次で心の赴くまま言動を重ねて大騒ぎしているところに客観的事実を示して否定したところで、彼らには騒動そのものが心地よいのだから、燃料を投下する結果に得られません。

そんな徒労に終わることを、福島の皆さんと共に立ち上がらんとする良識ある国民の皆様がやる必要も義務もありませんので、彼らには憐れみを込めた苦笑を浮かべつつ、へー、ほー、ふーん、と右から左に受け流すことをお勧めします。対抗するのであれば彼らに反論するのではなく、事実と確信している情報をネット上に広く拡散しましょう。

と同時に、福島県・双葉町・大阪市といった騒動により迷惑を被った自治体には、粛々と名誉毀損の民事訴訟を起こして頂きたいものです。

このまま某美食漫画の制作サイドが利益を得ただけで終わってしまっては納得いきませんからね。

それにしても「表現の自由」って便利な呪文ですね。
免罪符ではないはずなんですけどね。




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