催事で用意されるべき救急体制

大相撲春巡業の舞鶴場所にて起きた事故からの考察その2として、催事で用意されるべき救急体制について述べたいと思います。

事故の概要につきましては前記事で述べましたので省きます。


まず、土俵近くの観客として医療関係者が居合わせたことが不幸中の幸いでした。

もちろん、大相撲巡業において救護係は用意されていたと思うのですが、土俵下で待機してはいなかったのでしょう。

それを批判する意見も多く聞きましたが、国技館でも土俵下に救護係はおりません。

では、日本相撲協会は救急体制を軽視しているのかといえばそうではなく、国技館の地下にある診療所が対応することになるのでしょう。巡業もそれに準じた形を採っていたと思いますので、土俵の見えない所に救護班を置いていたのだと思います。


本場所でも、今回のような事故が起きた場合に対応が遅れてしまう懸念が生じましたので、救急体制の見直しは必須であり、相撲協会もそれを明言しているわけですが、それを「当たり前だろ」と言う前にちょいと考えて頂きたい。

国技館の診療所は正式には日本相撲協会診療所と言いまして、一般人の診療も受け付ける正式な医療機関です。診療科目は内科・外科・整形外科。診療時間は平日9:30~16:00。本場所開催期間外も医師と医療スタッフが常駐してます。

相撲協会の救急体制を批判する前に、まず自分の所属する組織や応援するスポーツ競技において、自前で常設診療所を用意するほどの体制を敷いているのか、確認してからの方が良いですよ。


つまるところ、自前で診療所を持つほどの体制を敷いている日本相撲協会でさえも、救急体制の不備が露呈したということであり、それを「や、ウチは大丈夫」と言える組織やイベントの責任者がいるならば、逆に不安を感じてしまいます。

日本相撲協会がどのように救急体制の見直しを図るのかに注目し、とくに他のスポーツ競技や市町村イベントといった催事で用意されるべき救急体制について見直すべきです。

というようなことを、女人禁制批判の合間でいいから一言でも挟んでほしいのですけどね。


大相撲春巡業の舞鶴場所にて起きた事故からの考察は、
その3・日本相撲協会の失態と不備
その4・大相撲における女人禁制の是否
と続けるつもりだったのですが、協会の失態がもう少し続きそうな感じがするので、もう少し後に書くことにします。A^^;


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