オーバーホール完了

すっかりご無沙汰しておりましたが、4/16~4/24までの9日間、入院してました。
1回目の入院が昨年7/21~8/2の12日間。
2回目の入院が昨年11/4~12/7の34日間。
今回の入院を経てオーバーホール完了であります。(^^)v


おさらいしますと、昨年6月下旬のガン検診で便潜血が確認されまして、まぁ大腸ポリープだろうってんで大腸内視鏡検査を受けたのが7月初旬。

その大腸内視鏡検査にて大腸の奥から順にポリープが7つも見つかって、これら全てを内視鏡ツールで切除するところまでは想定内だったのだけど、最後の最後、直腸の肛門近くでガン発見。

もう外形からしてガンなのですが、病理検査の結果を経て直腸ガンの診断が確定。
まずはこのガンが直腸の粘膜内に留まっていること(ステージ0)を期待して内視鏡手術での除去を試みることに。これが1回目の入院。齢50にして初の入院でした。

除去したガンを病理検査した結果は、残念ながらステージ1。ガンが直腸の腸壁に達していたので直腸を切除することになりました。

ガンが肛門からわずか2cmという至近距離の位置だったので、ほんの1~2年前であれば直腸と一緒に肛門も除去されてしまい、永久人工肛門となるところでしたが、現在は括約筋間直腸切除術(ISR)という術式で肛門の温存(2層ある括約筋の内側のみを切除)が可能とのことで、その手術が可能な大学病院に転院。

11月に大学病院にてISR手術によって直腸を除去し、肛門と結腸を吻合。
そして、この肛門と結腸の吻合部分がしっかり接合するまで3ヶ月以上かかるため、一時的な人工肛門を回腸に造設。これが2回目の入院。


そして今回=3回目の入院では、人工肛門を除去し、人工肛門で分断されていた回腸を接合する手術を受けました。

手術時間は約2時間。
全身麻酔なので術中の記憶は全く無いのですが、約7時間かかった前回の手術とは比較にならないほど術後が楽でした。

手術翌日からスタスタ歩けましたし、縦3~4cmほどの痛々しい見た目な手術口の縫い目の割に、痛みに苛まれることはほとんど無く、結果的に術後7日という最短日数での退院となりました。手術担当と麻酔担当の先生方の手腕によるものと感謝しております。

これにて一連の直腸ガン関連手術は完了。2回目の手術後にて直腸と共に除去したリンパ節を病理検査した結果、ガンのリンパ節転移はありませんでしたので、これにて寛解。
ガンの除去に絶対は無いので「完治」とは言えず「95%寛解」なのであり、今後は定期的に検診を受けねばなりませんが、剣道の方もようやく完全復帰へと歩めることになり、嬉しい限りです。

これら3回の手術と入院を指して「オーバーホール」としてますが、手術前はメタボ判定を受けた体重も、痛風の原因となった尿酸値も、親父譲りの高血圧も、全ての健康数値が正常となったのは「災い転じて福と成す」そのまんま。ありがたいことです。

とくに体重は、1回目入院前に82kg(BMI=28.0)あったものが、3回目の入院→退院時には63.5kg(BMI=21.7)と、成人後初めて適正体重(64.3kg/BMI=22)を割り込み、体感的にとても軽いです。

もちろん筋力も落ちてますので、経験知から考える目標体重を68kg(BMI=23.3)としてビルドアップしたいなぁと考えておりますが、手術口がしっかり癒えるまではランニングや自重トレは控えまして、退院後のこの1週間はひたすら歩くことに専念してます。

また、今回の入院では今般の新型コロナウイルス感染防止対策のため、家族の面会も不可。入院先の大学病院は感染症指定病院ではないので、コロナ患者の入院や外来は受け付けていないものの、各種対策でピリピリした雰囲気の中での入院でした。

そんな最中でも、看護師の皆様には2回目の入院の際と変わらぬ手厚い看護を頂きましたこと、深く感謝しております。


さて、現在の状況と今後の展望ですが、ただいまトイレの回数が激増中です。
人工肛門を設置していた約半年間、大腸の大部分を使用しておりませんでしたので、その機能が衰えているのですね。そして、便を溜める機構であった直腸が無くなっているため、頻便となるのです。

便意に逆らわずにトイレに入るなら20回/日くらいの頻便。ただ、人工肛門設置中にしっかりと括約筋トレーニングしていた効果もあって、昼間はガマンが効きます。問題は夜で、1~2時間毎に便意で起こされるため、睡眠が浅くて短いです。

更には、2層だった括約筋の内側1層をISR手術で除去してますから、便漏れの心配もありましたが、こちらも括約筋トレーニングしていた効果なのか、就寝中も含めて便漏れすることなく完封できてます。

大腸機能の回復に伴ってどこまでトイレの回数が減るか?が当面の課題ですが、主治医の話によると術後1か月で半分くらいになり、その後2年間かけて落ち着いていくとのことです。ただし、直腸が無いことは変わりませんので、健常者よりはトイレの回数は多めという所で落ち着くものと思います。

それでも、同じ症例や主治医の話よりも状態が良いので、まったく心配しておりません。食事はしばらく脂質制限を継続し、今年いっぱい禁酒とする程度の気遣いはしますけどね。

GW明けからの職場復帰は全く問題ありません。

剣道は新型コロナウイルス感染拡大対策のため稽古できない状況が続いておりますので、まぁ焦ることなく、まずは筋トレに励みたいと思ってます。

茨城県は小中高校が5/31まで休校となってますので、それまでは剣道教室としての集合稽古はできないでしょう。なので、この5月いっぱいは体力回復に専念し、竹刀を握るのは6月以降とするつもりです。


この1年弱の間、皆様には大変ご心配をおかけしましたが、おかげさまで完全復活の目途が立ちました。ありがとうございます。
今後ともご指導ご鞭撻のほど、宜しくお願い申し上げます。<(_ _)>




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Comment (1)

  1. たなか

    お疲れさまでした

    Reply

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